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vol.115 オクラについて
2022年7月6日
オクラ(秋葵)とは、アオイ科トロロアオイ属の植物で、またはその食用果実のことを言います。原産地はアフリカ北東部、原産地や熱帯では多年草で、何年も繰り返し果実をつけるが、日本では越冬出来ない為、一年草になります。オクラは成長段階の若い果実を食用し、大きくなりすぎると繊維が発達し、食感が悪くなり、食品価値がなくなります。
オクラの種類
五角オクラ…一般的に出回る種で、開花後4、5後の若いさやが食用される
丸オクラ…さやの断面が円形で、大きくなっても柔らかいのが特徴、味や成分と五角オクラは変わらない
赤オクラ…果実のさやにアントシアニンを含まれている為、暗紫紅食の品種、断面は五角形、加熱すると緑になり、比較的に五角オクラより柔らかくて味が濃い
白オクラ…山口県で栽培されている丸オクラの品種で、実色が白く、硬くなりにくく、生食用に向く
島オクラ…沖縄県で栽培されている在来種、丸オクラの一種、一般のオクラより大きくなっても、柔らかく食べやすい
スターオブデイビッド…イスラエルで栽培されている伝統品種で、さやの断面が八角形になり、柔らかくて粘りがある
オクラの効能
① オクラに含まれている独特のねばねば成分は、ガラクタンやアラバン、ペクチンなどの食物繊維で、ペクチンは整腸作用を促し、便秘や下痢を予防し、大腸がんのリスクを減らす効果があるとされています。
② オクラに含まれているβ—カロテンがレタスの3倍以上、抗発がん作用や免疫賦活作用が期待できます。
③ オクラに含まれているビタミンB1はピーマンの3倍とされ、夏バテ、疲労回復効果があります。
④ オクラに含まれているビタミンCは、免疫力アップ、抗酸化作用により老化防止効果が期待できます。
⑤ オクラにたくさん含まれているカリウムは、体内余分なナトリウム(塩分)を排出し、高血圧症予防、動脈硬化の予防への効果が期待できます。
⑥ オクラにカルシウムも豊富に含まれています。
オクラの選び方
1、 オクラはなるべく濃く鮮やかな緑色、産毛がしっかりと残っている物を選べましょう。切り口が茶色になっているものは古くなっている可能性があるので、避けてください。
2、 小さめの方が味は美味しいことが多く、大きすぎると苦味が出始め美味しくないので、小ぶりで、柔らかい弾力がある物を選びましょう。
オクラの保存方法
1、 オクラは冷蔵庫にいれない
2、 新聞紙等で包み、冷暗所に
3、 刻んだ物は傷みやすい為、冷蔵庫に保存、出来れば2日以内に食べきりましょう
次回は、オクラを使った調理例を紹介します。