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vol.140 マンゴスチンについて

2022年8月17日

マンゴスチンとは、フクギ属の常緑高木、東南アジア原産になり、マレー語、インドネシア語ではマンギスと言い、タイ語ではマンクットと言います。食用の果肉部分は仮種皮であり、柱頭の数と同じに分離したみかんの房のような形をしており、それぞれの房に1個の種子が入って、白い柔らかい果肉で、強い甘みと爽やかな酸味で上品な味わいから、「果物の女王」と称されています。マンゴスチンの旬は5月から9月頃になり、生で輸入量が少ない為、店頭ではなかなか見かけることができない。

マンゴスチンの効能

① マンゴスチンは水分が80%を占め、そのほか最も含まれている栄養素が炭水化物になります。炭水化物は疲労回復効果が期待できます。
② マンゴスチンに含まれているビタミンB1は、炭水化物の代謝を促し、皮膚や粘膜の健康維持に効果が期待できます。
③ マンゴスチンに含まれているビタミンCは、ストレス解消に役に立ち、抗酸化作用で活性酸素から身体を守り、健康維持を助ける効果が期待できます。

マンゴスチンの果皮にも栄養たっぷり

マンゴスチンの果皮はそのまま食べることができませんが、果皮を含む加工品などで摂取することができます。
●マンゴスチンの果皮に含まれているポリフェノールの一種であるキサントンは、抗酸化力が高く、抗酸化作用もあります。
●マンゴスチンの果皮に含まれているパントテン酸は、ビタミンB5とも呼ばれ、糖質、蛋白質、脂質の代謝に欠かせない重要な成分になり、他のビタミンと協力し、皮膚の健康維持を助ける栄養素としての働きもあります。
●マンゴスチンの果皮に含まれているカリウムは、人体に必要なミネラルの一種であり、浸透圧の調節などを行う働きがあり、余分なナトリウム(塩分)を体外に排出する作用がある為、塩分の摂りすぎを調節する上で重要な栄養になります。
●マンゴスチンの果皮に含まれているビタミンB1は、糖質の代謝に助ける働きがあり、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもあります。
●マンゴスチンの果皮に含まれているビタミンEは、免疫力を高める働きや、血管拡張を促し、血栓を防ぐ働きもあります。

マンゴスチンの選び方

●果皮に弾力のある物を選びましょう
●ヘタが緑色している物を選びましょう
●ふっくらと大きい物を選びましょう

マンゴスチンの保存方法

●購入後乾燥を防ぐ為に、少し濡らした新聞紙で包み、冷蔵庫保存
●購入後できれば、早めに食べきりましょう
●基本的に劣化しやすく、賞味期間の短い果物です。劣化するとシャーベット状になり、可食部分は透明感を増し黄色に変色し、不味です。