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vol.220 ブロッコリーについて
2022年12月14日
ブロッコリーとは、アブラナ科アブラナ属の緑黄野菜であり、花蕾を食用とするキャベツの一種で、イタリアで品種改良され、現在の姿になったとされています。地中海沿岸の原産で、食用とするのは蕾の状態の花序と茎であり、収穫せずに栽培を続けると巨大になった花序に多数の黄色やクリーム色の花を付けることになります。
ブロッコリーの原種はキャベツの原生種のヤセイカンランで、キャベツの野生種でケールに近い系統からできた野菜とみられ、カリフラワーの原型とされています。野生種キャベツの変種であるブロッコリーの系統は、イタリアで改良されて発達したものになります。日本へは、明治時代初期に観賞用に渡来したが、長く普及しなかったものの、第二次世界大戦後になり、本格的に栽培が始まり消費が拡大し、昭和50年代になってから健康的な食事に関心を集まり、栄養価が高いブロッコリーが注目され、食用として広まるようになりました。
ブロッコリーの効能
1、 ブロッコリーに含まれているカリウムは、体内にある余分なナトリウム(塩分)を排出し、血圧を抑え、むくみを解消する効果が期待できます。また、筋肉が正常に働くようサポートする効果もあります。
2、 ブロッコリーに含まれているビタミンKは、健康な骨を維持する為の栄養素であり、カルシウムを骨に沈着させる際に必要とされ、骨粗しょう症の予防効果が期待できます。
3、 ブロッコリーに含まれているビタミンCは、ウイルスや細菌から身体を守る機能をサポートし、免疫力向上効果が期待できます。
4、 ブロッコリーに含まれているβ‐カロテンは、体内でビタミンAに変換され、効果を発揮する栄養素であり、目の健康を保ち、明暗や色を認識する働きをサポートし、皮膚や粘膜を健康に保つ働きによって、細菌の感染を防ぐ効果が高まると言われています。
5、 ブロッコリーに含まれているスルフォラファンは、抗酸化作用のある成分で、老化や生活習慣病、がん予防効果が期待できます。また、スルフォラファンは、胃の健康にも作用する成分になり、ピロリ菌の数を減らしたり、胃の炎症を抑えたりする効果が期待できます。
ブロッコリーの選び方
●全体に緑色が濃く、蕾が密集していて硬く締まっている物を選びましょう
●花蕾の形がこんもりとしていて、中央部が盛り上がっている物を選びましょう
●切り口がみずみずしく、色が黒ずんでいない物を選びましょう
●茎に空洞がない物が新鮮の証の為、スが入っていない物を選びましょう
◎大ぶりなものほど熟度が高く、柔らかいく甘みも強い
ブロッコリーの保存方法
●ブロッコリーの開花を遅らせるために、温度を下げることがポイントになります
●乾燥を防ぐため、蕾から出ているエチレンガスを放出させないように、キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存に保存しましょう