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vol.31 ヨーグルトについて

2022年3月1日

ヨーグルト

英語…yogurt、トルコ語…yoğurt、ドイツ語…Joghurt)

ヨーグルトは、一般的に牛乳に乳酸菌又は酵母を混ぜ、発酵させて作った発酵食品を言います。もちろん乳原料を搾乳し利用する動物は専用の牛(乳牛)だけでなく、乳分泌量が比較的多く、搾乳が行いやすい温和な草食動物も利用され、例えば水牛や山羊、羊、馬、駱駝などが挙げられます。

ヨーグルトの起源はヨーロッパ、アジア、中近東にかけての様々な説があり、凡7000年前とされました。生乳の入った容器に環境常在菌である乳酸菌が偶然に入り込んだのが始まりと言われています。ヨーグルトに相当する食品は世界各国に存在し、それぞれの国で様々な名称をもっています。欧米や日本において「ヨーグルト」という言葉は、トルコ語でヨーグルトの意味を表す言葉から由来します。

ヨーグルトには、良質な蛋白質、脂質、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2が豊富に含まれています。また、乳酸菌も豊富で、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがある為、便秘改善、美肌効果に役に立ちます。

ヨーグルトの効果

1、便秘の改善
ビフィズス菌、乳酸菌の多くの菌株で認められているのが便秘改善効果、腸内の善玉菌が増えることによって、蠕動運動が活発になり、便秘改善に繋がります。
2、肌荒の改善
便秘改善することによって、ニキビや吹き出物などの肌荒の改善も期待できます。また、乳酸菌、ビフィズス菌には、皮膚に最適な潤いを保つことができると言われ、皮膚の潤いを保つ効果が期待できます。
3、血糖値上昇の抑制効果
乳酸菌には、血糖値上昇を抑制する効果がありますが、食前、食中に摂取することがお勧めします。
4、免疫力向上の効果
乳酸菌が免疫システムのNK活性を高めることができ、感染症やがんなどの予防に繋がること多くの実験から報告されています。また、ホエーと呼ばれるヨーグルトの上澄みに含まれるラクトフェリンにも免疫力高める働きが確認され、ノロウイルスやインフルエンザウイルスによる感染症予防効果が期待できます。
5、プリンタ体吸収の抑制効果
乳酸菌の中には、プリン体を体内に吸収されづらい形に分解し、吸収抑制効果をもつものも存在します。プリン体摂りすぎると痛風の原因になりますので、痛風の予防効果が期待できます。
6、血中コレステロール上昇の抑制効果
乳酸菌には、血中悪玉コレステロール血を下げる、善玉コレステコールとのバランスをとるなどの働きがあり、脂質異常症の予防改善効果が期待できます
7、ピロリ菌を減らす効果
乳酸菌の中には、胃がんの原因となるピロリ菌の数を減らす効果があります。また乳酸菌の中には胃粘膜を胃酸から守る効果が期待できます。
8、リラックス、ストレス緩和効果
乳酸菌には脳にかかるストレスを軽減する効果が期待できます。

次回は、ヨーグルトを使った調理例を紹介します。