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VOL302 レタスについて

2023年4月24日

レタスとは、キク科アキノノゲシ属の一、二年草であり、地中海沿岸西アジア原産、野菜として食用され、品種が多く、葉が巻くものと巻かない物があり、茎を食用とするものもあります。一般的に言われている日本名のレタスは英語の「lettuce」によるもので、その語源はラテン語で「牛乳」という意味の「lac」からになり、理由はレタスの切り口から出る白い液体の見た目に基づきに名付けられていたと言われています。

レタスは一年中出回っている身近な野菜になり、比較的に栽培しやすく、気温15℃∼25℃付近で質のいいものができると言われています。主な産地は長野県、茨城県、群馬県などなります。ちなみに、八ヶ岳の裾野で収穫されるレタスは「高原レタス」と呼ばれています。出荷時期により、春レタスは4月5月になり、夏秋レタスは6月から10月にかけて、冬レタスは11月から翌年3月に区分されています。春から夏にかけては、瑞々しく特に美味しい時期と言われています。

レタスの効能

 レタスはほかの野菜と比べるとカロリーが低く、約96%が水分になり、ビタミンCなどの含有量はさほど多くないですが、栄養バランスを整えたい場合、他の食材と一緒に取り入れることがおすすめします。

1、 レタスに含まれているカリウムは、余分なナトリウム(塩分)を体外に排出してくれる働きがあり、むくみ解消効果が期待できます。ちなみに、生で食べるほうがより効率よくカリウムの摂取ができるとされています。

2、 レタスに含まれている食物繊維は、腸を刺激し排便を促す働きがあり、腸内環境を整えるのに役に立ちます。また、便秘の解消に水分の摂取が大切になり、レタスに含まれている水分量が豊富で、便秘改善効果がより期待できます。

3、 レタスに含まれているβ‐カロテンは、抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑えたり、取り除いたりする働きがあります。ちなみに、活性酸素はストレスや紫外線、煙草などにより発生し、大量に生成されることで肌の老化、動脈硬化、免疫機能の低下などを引き起こす恐れがあります。美肌作りたい方や健康に気になる方は、β‐カロテンを含まれている食材を積極的に取り入れることをお薦めします。

4、 レタスに含まれているビタミンCは、肌を健やかに保つのに役に立つ働きがあります。また、コラーゲンの生成に必要であり、肌のハリを保つに役に立ちます。さらに、紫外線によってシミの原因となるメラニン色素が生成されるのを抑制する働きも期待されております。

レタスの選び方

●丸いレタス

1、葉の色は淡い緑で艶のある物を選びましょう

2、萎びていない物を選びましょう

3、切り口が白く、みずみずしい物を選びましょう

4、巻きがゆるやか、軽い物は苦みが少なく、サラダに最適

●葉レタス

1、外葉は鮮やかな緑色の物を選びましょう

2、葉先は萎びていなく、ボリューム感のある物を選びましょう

3、切り口は10円玉程度の大きさで、みずみずしい物を選びましょう

4、葉は柔らかくて、弾力のある物を選びましょう

レタスの保存方法

●丸いレタス

◎暑さに弱いレタスは、なるべく早く食べることをお薦め

◎湿らせたキッチンペーパーを小さく畳み、レタスの切り口に当てて、水分の蒸発を防ぐ

◎キッチンペーパーを濡らし、かたく絞ってからレタスを包み、ポリ袋に入れ、切り口を下にして、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう

●葉レタス

◎暑さに弱いレタスは、なるべく早く食べることをお薦め

◎湿らせたキッチンペーパーを小さく畳み、レタスの切り口に当てて、水分の蒸発を防ぐ

◎葉全体の乾燥を防ぐために、濡らしたキッチンペーパーや新聞紙などで包み、ポリ袋に入れ、切り口を下にして、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう

◎葉に水滴が付くと傷みやすくなる為、1日ごとに取り出して、様子を確認し、包むキッチンペーパーや新聞紙などを取り換えることをお薦めする

調理ポイント

1、 水洗いしてから、調理すること

レタスの水洗いは最初にすることをお薦めします。ちぎったり切ったりする後に水洗いする場合切り口からカリウムやビタミンCなど水溶性栄養素が流出しやすくなります。また、レタスをちぎった切った後、短時間でさっと洗うことをお薦めします。

2、 油分でβ‐カロテンの吸収をアップさせる

油分は脂溶性ビタミンであるβ‐カロテンの吸収を助ける働きがあります。ドレッシングや炒めることによってβ‐カロテンの吸収をアップすることが期待できます。

3、 たっぷり食べたい場合加熱する

ビタミンCなどの栄養素が加熱により減ってしまうため、加熱調理しないと思われるかもしれないですが、加熱することによって、たっぷり食べられることや食物繊維をたくさん摂取できるメリットもあります。