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VOL337 姫竹について
2023年6月19日
姫竹(ひめたけ)とは、イネ科タケ亜科ササ属に分類され、根曲がり竹とも呼ばれ、千島笹(ちしまざさ)の若竹のことを称します。信越から東北にかけては「根曲がり竹」と呼ばれることが多く、山陰地方などでは「姫竹(ひめたけ)」か「姫筍(ひめたけのこ)」などと呼ばれています。姫竹は竹ではなく、笹の若芽なので、比較的に細く小さいです。断面を見ると中は白く、ハチクよりも肉厚で、中の節ごとの空洞が狭く、食べると歯触りがとてもよく、優しい香りで、アクも少なく、どんな料理にも合います。
姫竹は地方によって採れる時期がずれますが、早いところでは5月初旬頃、遅いところでも5月末から収穫が始まります。ちなみに旬は5月から6月からになります。姫竹主な産地としては、山陰地方、信越、東北地方、それに北海道などとなっています。
姫竹の効能
1、 姫竹に含まれているアミノ酸は、グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸などの旨味成分であり、疲労回復効果が期待できます。ちなみに、茹でた時に出る白い粒状のものではチロシンで、有害成分ではありません。
2、 姫竹に含まれているカリウムは、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に予防効果が期待できます。また、むくみを解消効果もあるとされています。
3、 姫竹に含まれている食物繊維は便秘改善効果が期待できます。また大腸がんなどの予防効果も期待できます。
4、 姫竹に含まれているビタミン類は、疲労回復効果、新陳代謝の促進や脂肪燃焼効果、細胞の再生といった効能があるとされており、ダイエットや美肌に効果が期待できます。
姫竹の選び方
●切り口が綺麗な物を選びましょう
●皮に艶がある物を選びましょう
●手に持って重みを感じる物を選びましょう
姫竹の保存方法
●姫竹は収穫後、時間と共に風味が薄れて、アクが強くなってきます。
●生の場合は、皮を剥き、茹でた物を水に浸して冷蔵庫に入れて、保存しましょう。