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VOL345 インゲンについて
2023年6月29日
インゲンとは、マメ亜科の一年草で、菜豆(さいとう)、三度豆(さんどまめ)とも呼ばれています。メキシコなど中央アメリカ、南米アンデスの原産とされています。16世紀末にヨーロッパを経由して中国に伝わり、17世紀に日本に伝わったと言われています。1654年の江戸時代、明朝から帰化僧隠元隆琦が日本に持ち込まれることから、この名がつけられたと言われています。
日本では、北海道から沖縄まで日本中で栽培されています。インゲンはほぼ通年スーパーでも売られているので、あまり旬を感じないかもしれないですが、実に旬は6月から9月にかけ、夏野菜の一つになり、初夏頃から露路物がピークを迎えます。
インゲンの効能
1 インゲンに含まれているカリウムは、ナトリウム(塩分)を排出する役割があり、高血圧予防効果が期待できます。また、利尿作用もあり、体内の水分調整に役に立ち、むくみ解消効果も期待できます。
2 インゲンに含まれているβ-カロテンは、レタスのおよそ3倍以上とされ、抗発がん作用や免疫賦活作用で知られています。また、体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持にも効果が期待できます。さらに、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるとされています。
3 インゲンに含まれているアスパラギン酸は、疲労回復やスタミナ増強効果が期待できます。
4 インゲンに含まれているリジンは、必須アミノ酸の一つになり、体内で合成できない成分のため、タンパク質の吸収を助け、葡萄糖の代謝を促し、血管を丈夫にし、肌を整えるといった新陳代謝を高める働きが期待できます。
インゲンの選び方
⚫️鮮やかなさ緑色、艶の物を選びましょう
⚫️先までピンとしている細めの物を選びましょう
⚫️切り口茶色になっていない物を選びましょう
⚫️ぐったりながらずシャキッとしている物を選びしましょう
⭕️若く細いものが柔らかく美味しい
インゲンの保存方法
●乾燥しやすい為、ポリ袋にいれ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
インゲンの下処理
⚫️インゲンは、水で洗って水気をしっかりきる
⚫️ヘタの先を摘んで筋がある方に折り、反対側の先に向かって、ゆっくりと引っ張り、上下を繰り返す
⚫️筋がない場合、ヘタ側を揃えて、ヘタの先を少し切り落とす