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VOL362 熱中症

2023年7月25日

 

熱中症とは気温や湿度が高い環境下体温の調整がうまくいかず、眩暈(めまい)や怠さなど様々な症状が起こる状態を称します。環境省の熱中症予防情報サイトによると、熱中症を引き起こす条件として挙げられるのは、「環境」、「身体」と「行動」になります。
🔴環境
 高い気温、高い湿度、風が弱ることなど
🔴身体
 高齢者や乳幼児、肥満の方、糖尿病や精神疾患といった持病の方、低栄養状態にいる方、下痢やインフルエンザの脱水症状の方、二日酔いや寝不足といった体調不良の方など
🔴行動
 激しい労働や運動により、体内に著しい熱が生じ、暑い環境に身体が十分に対応できないことなど
 
体温の上昇と調整機能のバランスが崩れ、どんどん身体に熱が溜まってしまい、熱中症状態になります。

熱中症の症状
眩暈、立ちくらみ、気分が悪い、筋肉痛、足が攣る、手足が震える、頭痛、吐き気、体が怠い、力が入らない、全身が痙攣する、意識がおかしい、身体がとても熱いこと、皮膚の異常、水分補給ができない、汗のかき方がおかしいなど

熱中症の予防ポイント
1、 涼しい服装にすること
2、 暑さを避けること
3、 日傘や帽子などのものを利用すること
4、 水分、塩分をこまめに補給すること

熱中症応急措置
1、 涼しい環境に移すこと
風通しの良い日陰や、クーラーが効いている室内に移動する

2、 脱衣と冷却
衣類を脱がせて、体内の熱を外に出すようにします。また、露出させた皮膚に水かけし、うちわや扇風機などで扇い、首周りや脇下、太ももの付け根を冷やし、兎に角体温を下げることが大事

3、 水分と塩分を補給
水、特に塩分も同時に補える経口補水液やスポーツドリンクなどを補給すること
ただし、意識障害がある場合は、水分が気道に流れ込む可能性があるため、気をつけましょう
また、吐き気や嘔吐の症状がある場合は、すでに胃腸の動きが鈍っていることが考えられ、口から水分を入れることは避けましょう