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VOL378 ネクタリンについて
2023年8月24日
ネクタリンとは、バラ科桃属の木になる果実で、桃の一種になります。一般的な桃には産毛が付いているので「毛桃」と呼ぶに対し、ネクタリンは表面に産毛がなくツルツルしているので「油桃」と呼ばれています。ちなみに、標準和名では「ズバイモモ」とされています。
ネクタリンは酸味が強く甘酸っぱい味わいになります。桃と比較すると、果肉がしっかりしていて、身崩れしにくいのが特徴的で、香りは桃とよく似ています。
ネクタリンの主な栽培地は、長野県、山梨県、福島県になり、旬は桃とほぼ同じで、夏から初秋にかけての時期になり、品種によって多少の差はありますが、おおよそ7月から9月頃、特に8月頃に多く出回っています。
ネクタリンの効能
1 ネクタリンに含まれているビタミンCは、コラーゲンの合成を助けて、皮膚のシミやシワを防ぎ、傷や炎症などが早く治す効果が期待できます。また、強い抗酸化作用で、体内の酸化を防ぎ、動脈硬化予防効果が期待できます。さらに、血圧上昇を抑制、免疫力アップ、細菌感染症に対する抵抗力を高める効果が期待できます。
2 ネクタリンに含まれているビタミンEは、免疫細胞を活性化すると共に、免疫抑制物質の生成を防ぐ効果があります。また、抗酸化作用により活性酸素を消去しシミやシワの増加を防ぎ、くすみ予防効果も期待できます。さらに、毛細血管を広げて、血行を良くするため、血行不良による冷え性、肩こり、頭痛などの症状を和らげる効果が期待できます。
3 ネクタリンに含まれている銅成分は、鉄と共に細胞呼吸やエネルギー代謝に重要な役割を担っています。また、活性酸素の消去にも関与しており、酸化した脂質が血管に溜まるのを防ぎ、健康維持をします。さらに、鉄の輸送と代謝にも関わって、貧血予防効果が期待できます。
4 ネクタリンに含まれているフィトケミカルのクロロゲン酸は、肝がん予防、肝硬変予防効果が期待できます。また、LDLコレステロールの酸化を抑制する効果があり、血糖値の上昇を抑制する効果もあります。さらに、胃液の分泌を促進し、脂質分解効果、脂肪燃焼効果、脂肪吸収抑制効果もあるとされています。
ネクタリンの選び方
●全体に十分色付き、香りがたっている物を選びましょう
●表面に縦に入った縫合線と呼ばれる溝が浅い物を選びましょう
●手に持って重みのある物を選びましょう
ネクタリンの保存方法
●ネクタリンは桃と同様にあまり日持ちしないため、買ったら早めに食べることをおすすめ
●キッチンペーパーなどでふんわりと包み、太陽に当たらない涼しい場所に保存しましょう
●保存期間の目安は2、3日