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VOL386 はす芋について
2023年9月5日
はす芋とは、サトイモ科サトイモ属の植物です。里芋は主に根の部分を食べるのに対し、はす芋の根は食べられませんが、葉柄部分、いわゆる芋茎(ずいき)のみ食用とします。ちなみに、はす芋は根が大きくならず、里芋の近縁種とされています。
はす芋は一般的な芋茎(ずいき)が赤い色をしているのに対し、表面が緑色をしています。はす芋の葉柄の構造は芋茎(ずいき)とほぼ同じで、柄の中はたくさんの管を束ねたようになり、断面が蜂の巣のように穴が開いていて、スポンジのようでもあります。生で食べるとシャキシャキした食感が楽しめます。
はす芋の一大産地として知られているのは高知県で、熊本県や徳島県、福岡県などでも栽培が行っていましたが、近年その数は年々減り、現在では全国のスーパーなどに並んでいるものの殆どは高知県となっています。現在冬春期でもハウス栽培のものが出荷され、一年を通して安定して出荷されていますが。露路物は夏から秋にかけて最も葉柄を伸ばす時期で、旬は7月から9月頃までと言われています。
はす芋の効能
1、 はす芋に含まれている食物繊維は、食物繊維は腸内環境を整え便秘の解消にも効果あり、さらにむくみ解消に効果的です。
2、 はす芋に含まれているカリウムは、人体に必要なミネラルの一種であり、ナトリウム排出を手助けする作用があるため、過剰なナトリウム(塩分)を体外に排出し、血圧を下げる効果やむくみ解消効果が期待できます。また、カリウムは筋肉の収縮に関わり、ナトリウムとカリウムをバランスよく摂ることは筋肉を正常に保つ効果があるとされています。
3、 はす芋に含まれちるカルシウムは、骨や歯を作るのに欠かせないミネラルになります。また、筋肉を動かし、精神の興奮を抑えて安定させなどの効果も期待できます。カルシウムは吸収されにくい栄養素として知られ、ビタミンDと一緒にとることで、吸収率がよくすることができます。
4、 はす芋に含まれているマンガンは、身体を酸化から守り、神経機能を正常に保つ働きがあります。
はす芋の選び方
●断面が白い物を選びましょう
●断面の薄い茶色が表面だけにとどまっている物を選びましょう
はす芋の保存方法
●はす芋は乾燥に弱い野菜
●ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
●断面から酸化が進むので、なるべく早く調理しましょう