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VOL407 銀杏について
2023年10月5日
写真出典:https://www.ch1.com.cn/b/23813.html
銀杏(ぎんなん)とは、イチョウ(銀杏)の樹になる実のことを称します。食用の部分としては、銀杏の実の中のさらに殻に包まれた胚乳種の部分とされています。
イチョウは「活きた化石」と言われるほど、あるか昔からある樹木で、雄の木と雌の木があり、実がなるのは雌の木のみです。銀杏の実は黄色い桜桃(さくらんぼ)のような形をしていますが、非常に臭いが強く、果肉はたべられません。
銀杏は全国に自生や植樹されており、各地で収穫されますが、愛知県祖父江町は銀杏の生産量日本一とされています。銀杏は9月頃取れ始め、11月半ばぐらいまでが収穫期になります。ちなみに、銀杏は非常に季節感が強く、料理に一粒入っているだけで、秋を感じさせることができます。
銀杏の効能
1、 銀杏に含まれているビタミンAは、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。
2、 銀杏に含まれているビタミンCは、コラーゲンの合成にかかわり、ストレスから身体を守る働きがあり、活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化の予防にも効果があります。また、皮膚のシミやシワを防ぎ、傷や炎症の治りを良くする効果が期待できます。さらに、粘膜を強くして健康に保つ効果があることから、風邪予防の効果も期待できます。
3、 銀杏に含まれているカリウムは、むくみ改善や予防効果があり、高血圧症予防の効果も期待できます。また、体内に過剰な塩分を排出し、血圧上昇を防ぐ働き効果が期待できます。
4、 銀杏に含まれている鉄分は、酸素を全身に運ぶ赤血球を作る為に欠かせないミネラルになります。筋肉内に酸素を取り込む働きもあり、不足すると酸素を上手く取り込めずに筋力低下や、疲労を起こす原因にもなりかねます。但し、鉄分は体内で吸収されにくい栄養素で、ビタミンCを含む食材と一緒に摂ることで吸収率を高めることが出来ます。
銀杏の選び方
●色が白く、表面が滑らかで、艶がある物を選びましょう
●手に持って、詰まっている物を選びましょう
●手にとって、しっかり詰まっている物を選びましょう
⭕️殻が黒ずんでいる物は避けましょう⭕️
銀杏の保存方法
●殻のままはかなり日持ちがします
⚫️新聞紙に包み、冷蔵庫に入れて、保存しましょう
⚠️注意点⚠️
銀杏に含まれているメチルビリドキシンという中毒物質が含まれており、ビタミンB6の作用を妨げる為GABAの生合成を阻害し、食べ過ぎると痙攣などの中毒を引き起こす恐れがあります。
摂取の目安として、大人の場合4、5粒程度(それでも中毒になるケースもありますが、体調により摂取量を調整しましょう)