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VOL410 零余子について
2023年10月11日
写真出典:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/むかご#/media/ファイル%3AW_yamanoimo4101.jpg
零余子(むかご)とは、植物の栄養繁殖器官の一つで、脇芽が養分をたくわえ肥大化した部分のことを称します。一般的に長芋や自然薯などのヤマノイモ属の蔓になる肉芽のことで、秋になるとヤマノイモの蔓の葉の付け根辺りにたくさんつき、地下の芋同様貴重な山の幸として、食用されています。量はそれほど取れないため、今ではポピュラーの食材ではなく、スーパーなどあまり見かけませんが、昔から親しまれてきた食材として取り扱われています。
零余子は9月頃から付きはじめ、収穫は9月下旬から11月初旬頃になり、食べ頃の旬も収穫時期と同じぐらいで10月から11月が旬と言えるだろう。
零余子の効能
1、 零余子に含まれているアミラーゼという酵素は、米など澱粉を含む食材の消化を助ける働きがあります。
2、 零余子に含まれているアルギニンは、生殖能力を高める効果があり、昔から強精作用があるとされ、山のうなぎとも言われてきます。
3、 零余子に含まれているガラクタンやマンナンなどが、短い蛋白質と結合したもので、新陳代謝や細胞の増殖機能を促進する作用があり、老化防止や肌の若さを保つことに繋がります。また、血糖値上昇を抑制したり、コレステロール値を下げる効果もあり、高血圧の改善にも役に立つとされています。
零余子の保存方法
●零余子は常温のまま置いとくと、乾燥して表面がシワシワになります。また、湿った状態で室温におくと、カビが生えてしまうこともあります。乾燥しないようにキッチンペーパーなどに包み、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
零余子の調理ポイント
●皮を剥かずにそのまま調理すること
零余子の食べ方
1、 塩茹
2、 零余子ご飯
3、 かき揚げ