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VOL415 落花生について
2023年10月18日
落花生(らっかせい)とは、マメ亜科ラッカセイ属の一年草で、花が終わると地中に潜って鞘をつけ、食用される種子のことを称します。原産地は南米とされ、東アジアを経由して、江戸時代に日本に持ち込まれたと言われています。「南京豆(なんきんまめ)」とも呼ばれ、日本では莢(さや)のままの物を「落花生」や「南京豆」と呼び、中の実だけの物を「ピーナッツ」と呼び分けっています。
落花生は子房柄と呼ばれる一本の蔓が花托(かたく)の脇から伸びて地面に潜って行きます。その先が膨らんで殻つきの実を実らせます。その様子から花が地面に落ちるようにして身をつけることから、名付けられたようです。
国内では千葉県の特産品となっており、全国の7割以上が生産量を占め、次は茨城県となっています。ちなみにピーナッツのほとんどが輸入品にとなっています。
落花生は9月下旬から10月にかけて収穫全盛期となり、出荷された落花生は一週間ほど地干しと呼ばれる乾燥工程を経て出荷されます。国産の新物の旬は10月となります。
落花生の効能
1、 落花生は非常に高カロリーの食材で、100gあたり生の未熟豆でも300カロリーほど、乾燥させた物だと570〜600カロリーとなります。
⚠️食べ過ぎに注意⚠️
2、 落花生に含まれているオレイン酸やリノール酸は、不飽和脂肪酸で、コレステロールを抑制する効果が期待できます。また、肥満防止効果もあります。
3、 落花生に含まれているビタミンEは、抗酸化力が強く、活性酸素を抑制し、不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあります。また、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防効果も期待できます。
4、 落花生に含まれているナイアシンは、アルコールの分解に対する補酵素の働きをはじめ、分解後に生じるアセトアルデヒトという二日酔いを起こす成分の分解を助ける補酵素の働きもあります。
5、 落花生には、カリウムや、マグネシウム、リン、鉄など身体にとって欠かせないミネラルをバランスよく豊富に含まれています。
落花生の選び方
⚫️実が丸々と太った物を選びましょう
⚫️手に持ってずっしりと重みのある物を選びましょう
落花生の保存方法
⚫️落花生には脂肪分が多く含まれており、酸化しやすくなり、一旦酸化してしまった物は美味しく食べられなくなります。なるべく早めに食べましょう
⚫️密封容器などに入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
⚫️殻のまま買ってきたものは、莢から取り出して密封容器に入れて保存しましょう