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VOL465 白菜について

2024年1月10日

白菜(はくさい)とは、アブラナ科アブラナ属の2年生植物であります。白菜の原産地は中国北部とされ、日本、朝鮮半島等の東アジア諸国を中心に広がり、西洋のキャベツに匹敵する東洋の代表的な野菜になります。日本では冬の野菜として好まれて、多く栽培され、利用されています。
ちなみに
・日本語…ハクサイ・白菜(はくさい)
・中国語…白菜
・イギリス… Chinese cabbage(チャイニーズ・キャベツ)
・フランス…chou chinois(シュー・シノワ)
・イタリア…cavolo cinese(カーヴォロ・チネーゼ)

白菜の効能
1、 白菜に含まれているイソチオシアネートは、アブラナ科の野菜に含まれている辛み成分であり、抗酸化作用があり、免疫力を高める効果もあり、抗がん作用も期待できます。ちなみに、胃腸を刺激し食欲不振の改善効果、解毒効果、殺菌効果もあると言われています。
2、 白菜に含まれているビタミンCは、風邪予防、免疫力向上効果があり、動脈硬化の予防効果が期待できます。
3、 白菜に含まれているビタミンKは、ビタミンDと共にカルシウムの吸収を良くし、また骨からカルシウムが溶けて血液に流れ出ることを防ぐ役割がある為、骨の形成に重要な働きをしています。
4、 白菜に含まれている葉酸は、ビタミンB群の一種であり、ビタミンB12と共に赤血球を作り、食べたものをエネルギーに変えることに役に立ちます。
5、 白菜に含まれているカリウムは、身体内の水分バランスを保ち、ナトリウムの排出を正常に保ち、高血圧症予防に効果が期待できます。
6、 白菜に含まれている亜鉛には細胞を作り、成長を促進する役割があり、美を保つ為欠かせない栄養になります。
7、 白菜に含まれているカルシウムは、骨や歯を作るのに欠かせないとミネラルとして知られているカルシウムはハクサイに多く含まれ、骨粗鬆症の予防効果が期待できます。
8、 白菜に含まれている食物繊維は、100gあたり水溶性食物繊維が0.3gに対し、不溶性食物繊維1.0gにも含まれています。不溶性食物繊維は腸内の水分を吸い込み、腸を刺激することによって、便秘改善に期待できます。

白菜の選び方
丸ごとの場合
・持った時ずっしりと重みのある物を選びましょう
・上部を押すと弾力のある物を選びましょう
・底面の切り口は白く新鮮な物を選びましょう

カットの場合
・断面の芯の高さが1/3以下の物を選びましょう
・葉が隙間なくぎっしりと詰まっている物を選びましょう
・古くなると切り口が盛り上がってくるので、断面が平らな物を選びましょう

白菜の保存方法
・丸ごとの場合
芯は取らずに、丸ごとキッチンペーパーで包んでから、新聞紙で全体を包み、立てて、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。

・カットの場合
芯の両端から斜めに切り込みを入れ、三角錐の形に切り落とし、キッチンペーパーで包み、ラップして冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。