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VOL477 あさつきについて

2024年1月26日

写真出典:https://www.yamagata.nmai.org/crops/umaimono/native/asatsuki.html

あさつきとは、ヒガンバナ科ネギ属の香味野菜のこと、葉の色が緑になる前のまだ浅い色付きの時期に利用することが名前の由来と言われています。また、ひるつきと呼ばれている大蒜(にんにく)よりも辛味が浅いことからとの説もあります。北海道から東北地方、本州、四国などで広く自生している「蝦夷(えぞ)ネギ」という山菜の変種だと言われています。シャキッと心地よい食感と、強い香りや風味が特徴で、葉幅が非常に細いことから「糸ネギ」と呼ばれることもあります。
あさつき主な生産地は、山形県や広島県、福島県、群馬県などで、他のネギ類と比べると生産量が少なく、見かける機会が少ないかもしれません。
あさつきの栽培は8月に球根を植え、冬に成長した株を掘り出し、ハウスの中で一週間から10日ほどあたため、新芽を出させるといった手間をかけて育てています。

あさつきの効能
1、 あさつきに含まれている硫化アリルは、切ったときのツンとした香り及び辛味の元になる成分で、血液の凝固を防ぎ、血液をサラサラにしてくれる効果がありあす。また、血液中のコレステロール値を下げる効果も期待できます。更に動脈硬化や心臓病予防にも効果があるとされています。ちなみに、切って加熱調理することによって、ビタミンB1と一緒に協力し、糖質をエネルギーに変え、疲労回復効果が期待できます。
2、 あさつきに含まれている葉酸は、ビタミンB12と協力して赤血球を作り、食べたものをエネルギーに変えるのを助ける役割があります。また、DNAを正常に作る材料にもなります。
3、 あさつきに含まれているβ-カロテンは、強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を消去して動脈硬化やがんなどの生活習慣病の予防にも効果が期待できると言われています。ちなみに、脂溶性の栄養素なので油と一緒に摂取すると効果的です。
4、 あさつきに含まれているカリウムは、体内の余分な塩分の排出を促し、利尿作用があり、むくみ予防、解消効果が期待できます。また、血圧を下げる効果もあります。
5、 あさつきに含まれているビタミンKは、ビタミンDと共にカルシウムの吸収を良くし、また骨からカルシウムが溶けて血液に流れ出ることを防ぐ役割がある為、骨の形成に重要な働きをしています。

あさつきの選び方
新芽あさつきの場合
⚫️切り口野断面が平らな物を選びましょう
●根元の鱗茎に艶感がある物を選びましょう

青ネギタイプあさつきの場合
●青々と鮮やかな物を選びましょう
●葉にハリやみずみずしさが感じる物を選びましょう
●根元の鱗茎に艶感がある物を選びましょう

あさつきの保存方法
⚫️濡らしたキッチンペーパーや新聞紙で包み、ポリ袋にいれて、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
⚫️縦のまま入れた方があさつきに負荷がかかりにくく劣化を防げる

⭕️刻んだあさつきの保存期間の目安は4〜5日ほど