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VOL542 切り干し大根について

2024年5月9日

切り干し大根とは、大根を細長く薄く切って乾燥させた乾物のことを称します。西日本では千切り大根(せんぎりだいこん)と呼ばれ、京都では軒しのぶ(のきしのぶ)とも呼ばれています。国産切り干し大根主な産地は、宮崎県宮崎市郊外、国富町などは全国シェアの9割を生産されています。
晩秋から初冬にかけて収穫した大根を細切りにし、広げて天日干しします。寒さが厳しいほど良質な製品になり、戻す時間が短く灰汁(あく)が少なく、扱いやすいです。ちなみに、戻すと重量は4倍に増加します。
切り干し大根の使い方としては、軽く洗ってから水に浸けて戻し、醤油やお酢をかけてそのまま食べるほか、煮物などの料理に用いられています。

切り干し大根の効能
1、 切り干し大根に含まれている食物繊維は、腸の動きを正常化に役に立ち、便秘予防・改善効果が期待できます。また大腸がんのリスクを減らすことがあるとされています。さらに、血糖値の調節に役に立ち、糖尿病の発症リスクを減らす効果があるとされています。
2、 切り干し大根に含まれているカリウムは、体内の塩分を外に出し、高血圧予防効果が期待できます。
3、 切り干し大根に含まれているカルシウムは、骨や歯を形成する栄養素になります。また、筋肉の収縮や神経を安定させる作用があるとされています。ちなみに、カルシウムはビタミンDと一緒に摂取すると利用効率がアップし、切り干し大根と乾燥椎茸の組み合わせをお勧めします。