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VOL551 乾燥わかめについて
2024年5月22日
写真の出典:https://kango.mynavi.jp/contents/nurseplus/lifestyle/20231105-2167045/
乾燥わかめとは、わかめを水で洗浄したものまたはこれを湯通ししたものを乾燥したものを称します。乾燥わかめは水分を抜いたものになり、その分保存期間を長期化させることができます。
生わかめと乾燥わかめの栄養素の違いについて、日本食品標準成分表(2020年版)で比較すると、栄養素に大きな違いはありませんでした。食物繊維、カルシウムは乾燥わかめの方が若干多く、カリウムは生わかめの方が多いという結果でした。
乾燥わかめの効能
1、 乾燥わかめに含まれている食物繊維は、生わかめ100gあたり3.6gに対し、5.6gになります。食物繊維には腸内の善玉菌を増やす働きがあり、便秘改善効果が期待できます。また、血糖値の上昇を緩やかになり、肥満を防ぐダイエット効果もあります。
2、 乾燥わかめに含まれているヨウ素は、生わかめ100gあたり1600㎍に対し、1900㎍になります。ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料になり、甲状腺ホルモンは脂質や糖質の代謝を促進し、ダイエット効果があると言われ、子供の健康な成長の為欠かせないホルモンになります。ちなみに、約7gの乾燥わかめで1日分のヨウ素の摂取目的量が摂ることができます。
3、 乾燥わかめに含まれているビタミンKは、血管内で動き止血効果、動脈の健康維持をするほかに、骨を作り骨粗しょう症予防にも役に立ちます。
4、 乾燥わかめに含まれているマグネシウムは、身体の代謝に必要な酵素を活性化させて、エネルギー生成の手助けをし、カルシウムと結びついて骨の生成や健康維持をする働きがあります。
5、 乾燥わかめに含まれているカリウムは、塩分の取りすぎを調整する上で重要な栄養素になります。余分な塩分を体外に排出するほかに、筋肉の収縮や神経の情報伝達を調節したり、細胞内の浸透圧や体内のpHバランスを維持したりする働きがあります。
6、 乾燥わかめに含まれているナトリウムは、生命活動の維持に欠かせないミネラルで、カリウムと同様、体内水分バランスや細胞内の浸透圧を正常に保ったり、筋肉の収縮や神経の情報伝達を調節したりする働きがあります。