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VOL553 わかめの種類について
2024年5月24日
写真の出典:https://www.kaisou-tuhan.com/?pid=131240762
わかめとは、褐藻網コンブ目チガイソ科に分類される大型の海藻の一種であります。わかめは日本、韓国、中国、極東ロシアなどの東アジア沿岸部に分布します。国内では北海道から九州に見られますが、実に北海道東部に分布せず、紀伊半島から九州の太平洋岸でもほとんど見られないです。
生で獲れたわかめを乾燥加工し、保存性を高めたのが乾燥わかめとなります。加工方法や原材料が異なるいくつかの種類があり、それぞれ含んでいる栄養素や味わいの特徴も異なります。
わかめの種類について
1、 カットわかめ
塩抜きした湯通し塩蔵わかめを細くカット、乾燥させたものを称します。
2、 素干しわかめ
生わかめをそのまま乾燥させたものを称します。塩漬けにしてから乾燥させるカットわかめより、食物繊維やミネラルなどの栄養素を多く含まれています。
3、 灰干しわかめ
草木灰をまぶして乾燥させたものを称します。その加工方法によって、鮮やかな色合いと歯応えを保つことができます。
4、 板わかめ
すのこやすだれを使い、わかめを板状に広げて乾燥させたものを称します。パリパリした食感で、そのままたべたり、ごはんにかけたりすることができます。
5、 塩蔵わかめ
生のわかめを湯通しし、塩漬けにしたものを称します。水で戻して食用します。生わかめに近い食感を楽しむことができます。
6、 めかぶわかめ
根本近くの茎にできるめかぶを切り離したものを称します。粘りが強く、酢の物や味噌汁にして食べることがあります。
7、 茎わかめ
わかめの茎の部分のことを称します。歯ごたえが良く、佃煮やサラダ、和物などによく使われています。