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VOL560 黄花黄耆について

2024年6月4日

黄花黄耆(きばなおうぎ)とは、マメ科ゲンゲ属の多年生の高山植物であり、一般的には黄耆(おうぎ)と呼ばれています。中国、朝鮮半島原産と言われています。中国、朝鮮半島の亜高山帯から高山帯にかけての草地・砂礫(されき)地に分布しています。国内では本州中部以北と北海道の亜高山帯から高山帯にかけて分布しています。
漢方では疲れて元気不足している状態を「気虚(ききょ)」といい、気虚である体に元気を補う、回復させることは「補気(ほき)と称します。黄花黄耆(きばなおうぎ)は補気薬として知られています。
黄花黄耆(きばなおうぎ)は疲労回復効果が期待できます。また、利尿効果もあると言われています。胃腸虚弱にも効果あると言われています。

黄花黄耆(おうぎ)について
補気薬としてしられています。黄花黄耆(きばなおうぎ)は微温性になり、薬味としては甘になります。薬膳から見ると黄耆は甘味となり、解毒・補う効果があるとされています。気を補うというのは、エネルギーが足りない、体が疲れやすく、体が冷える、胃腸が弱い、食欲不振、体力低下、免疫力低下など症状が現れがちになります。薬効としては、滋養強壮作用が期待できます、皮膚の栄養を高める作用もあると言われています。また、利尿効果や固表止汗作用もあるとされています。さらに、むくみ解消効果も期待できます。
黄花黄耆(きばなおうぎ)の副作用については、発疹・かゆみ、食欲不振・消化不良、軽い吐き気、便秘などがあると言われています。