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VOL594 黄芩について
2024年7月23日
黄芩(おうごん)とは、シソ科タツナミソウ属の多年草で、黄金花(こがねばな)の根の周皮を取り除き、乾燥させたものを称します。ロシア極東地方からモンゴル、中国北部、朝鮮半島にかけて分布し、小葉が細いので、黄金柳(こがねやなぎ)とも呼びます。
黄芩(おうごん)は生薬として知られ、主な成分はフラボノイドのバイカリンやオウゴンニンなどが挙げられます。ちなみに、薬味としては比較的によく使われています。
黄芩について
1 黄芩は消炎、解熱薬として知られ、炎症、充血、発熱を伴う疾病で、心下部の痞え、胸脇苦満(きょうきょうくまん)など応用できるとされています。主な働きとしては、みぞおちの痞えを緩和、肺腸の解熱の働き、肺腸の消炎、止血の働きもあるとされています。
2 黄芩の薬効性としては、解熱、解毒、胆汁分泌促進、胃液分泌抑制、抗炎症、抗アレルギー、抗菌、脂質代謝改善作用などが挙げられます。