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VOL600 葛根について
2024年7月31日
葛根(かっこん)とは、「萩の花,尾花葛花,なでしこの花,女郎花,また藤袴,あさがほの花」(ヤマハギ,ススキ,クズ,カワラナデシコ,オミナエシ,フジバカマ,キキョウ)これは,山上憶良によって,万葉集に詠まれている秋の七草である.春の七草が食用にされる野草や野菜で有るのに対して,秋の七草は,秋の野の花を代表する野草木が選ばれているが,これらがすべて薬用植物であることは大変興味深い.和名の「クズ」は,昔,大和(奈良県)の国栖(くず)地方の人が,この植物の根から精製した澱粉を売り歩いていたことから名付けられたと言われ,その後漢名の葛が当てられるようになったものと考えられる.1
葛根は東アジア原産とされています。葛(くず)の周皮を除いた根を乾燥したものを葛根と称します。
葛根について
1、 葛根に含まれているフラボノイドは、内分泌の補助、血管拡張効果、神経の安定効果があるとされています。
2、 葛根に含まれているサポニンは、肝機能の向上や血圧の安定、動脈硬化の予防効果があるとされています。
3、 葛根に含まれているアラントインは、皮膚粘膜の強化に効果があると言われています。
4、 葛根に含まれているβ-トステロールは、コレステロールの調整に効果があるとされています。