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VOL610 柴胡について

2024年8月21日

柴胡(さいこ)とは、セリ科の多年草で、生薬として使用されているのは根の部分になります。柴胡の根は、牛蒡(ごぼう)のような細長い円錐形又は円柱形で、葉は平行脈となり、花期は8月から10月で、小さい黄色の花を多数咲かせ、花弁は内側に曲がります。国内では本州から四国、九州の日当たりの良い山野に自生しています。近年では乱獲により絶滅危惧種となりつつ、生薬の原料として、国内では茨城県、宮崎県、鹿児島県、熊本県などを中心に、また輸入品は主に中国の物になります。

柴胡について
1、 柴胡(さいこ)含まれているサイコサポニン、サボゲニンは、中枢抑制作用、解熱、鎮痛、解毒作用、抗炎症作用があるとされています。
2、 柴胡は、風邪や発熱、頭痛、肝臓疾患などに生薬として用いられています。
3、 柴胡は、肝臓庇護(かんぞうひご)、脂質代謝改善、抗潰瘍(こうかいよう)、抗アレルギー、臓器の下垂を緩和する効果があるとされています。

柴胡の副作用について
1、 食欲不振、軽い吐き気
2、 発疹、発赤、蕁麻疹、かゆみ
3、 胃部の不快感、腹痛、下痢