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VOL640 延胡索について
2024年10月3日
延胡索(えんごさく)とは、キケマン属又はその他同属植物の塊茎を乾燥したものを称します。中国東部に分布する多年草で、3月から4月にかけ花を咲かせます。初夏には休眠に入り茎葉が枯れ、地中に球根状の塊茎(かいけい)を形成します。生薬の延胡索は本種の塊茎を湯通ししたものを乾燥させます。延胡索は、古くから中国の唐の時代から使用されて、明という時代の「本草網目」には、「血を活かし、気を利し、痛みを止め、小便を利す」と記載されています。日本には、享保年間に伝えらえたと言われています。ちなみに有効成分としてコリダリン、カナジン、コスウレリン、ブルボカプニン、コプチシン、ベルベリン、プロトピン、パルマチなどが特定されています。
延胡索について
1 延胡索(えんごさく)は、生薬の一種で、鎮痙、鎮痛作用などの効果が期待できます。
2 延胡索(えんごさく)は、駆瘀血(くおけつ)作用などがあるとされています。
3 延胡索(えんごさく)は、関節痛、腹痛、生理痛などの各種痛みの疾患に効果があるとされています。