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VOL694 年末年始の伝統行事

2024年12月23日

年末年始にかけて、日本には沢山の伝統行事があります。例えば、歳の市、大晦日、お正月、おせち料理、七草粥、鏡開きなどが挙げられます。

◎12月8日…事納め
農家の作業を締めくくり、お正月準備を始める日のことを称します。地方(地域)によって、「事始め」というところもあります。

◎12月13日…煤(すす)払いの日
1年で溜まった煤(すす)や埃を落とす大掃除の日のことを称します。昔は12月13日を「正月事始め」としていたことが由来になります。

◎歳の市
歳の市は、寺社の境内などでお正月用品を並べていたのが由来になります。羽子板も歳の市の一つとして知られています。

◎お正月飾り
門松
年神様が迷わずに家に入って来られるようにするための目印、案内役となっています。門松の「松(まつ)」は、年神様を「待つ(まつ)」の意味も入っています。
飾る場所は、家の門の前に飾りましょう
門松を飾っておく時期を「松の内」と称します。門松を飾っておく間は、歳神様が家の中に滞在しているとされ、とてもおめでたい期間になります。一般的に1月2日から7日まで言われ、この期間を「松七日(まつなのか)」と言います。

しめ縄
玄関や神棚、床の間などにしめ縄やしめ飾りをしましょう。その意味は、そこが神聖で、年神様に相応しい場所であることを示しています。結界、魔除けにもなります。
飾る場所は、玄関ドアに飾りましょう
しめ縄などは、とんど祭り(どんど祭り)の時に燃やします。

鏡餅
鏡餅は年神様の泊まる家となっています。床の間やリビングには大きなメインとなる鏡餅を飾りましょう。また、神棚や台所(キッチン)、各部屋などにも小さな鏡餅を置きます。その後、年神様の魂が宿る鏡餅を鏡開きの時にお雑煮や焼餅として食べることで、その魂を体内に取り込むという意味が込められています。

◎お正月飾りつけはいつから、いつまで
お正月飾りつけは、お正月事始めとなる12月13日から28日の間にすませましょう、遅くても30日行いましょう。
 
◎お正月飾り29日、31日はダメ!
28日までか、30日に飾りつけをしましょう、ということは29日と31日の飾りつけは避けるように言われています。その理由は、29日は「二重苦(にじゅうく)」、「苦餅(くもち)」、「苦松(くまつ)」などで、縁起が悪い日となっています。
31日の場合、「一夜飾り」と言い、これは葬儀を連想させるので、縁起が悪く、年神様に失礼に当たるので、避けるようにしましょう。

◎いつ片づければ良いのか
元旦から7日(地方によっては15日)までを「松の内」といい、年神様がいる期間となっています。地方によっては、まちまちですが、一般的に松の内が終わる1月7日にお正月飾りを片付けましょう。