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VOL716 冬から春の養生
2025年2月5日
冬から春になると、寒暖差や、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる気圧変動が大きい季節になり、寒暖差に対応するため自律神経の一つである交感神経優位が続くと、エネルギー消費を増え、疲れやだるさが感じやすくなります。自律神経には、体を活動的にする交感神経とリラックスさせる副交感神経があり、二つがバランスを取りながら、心臓や胃腸、血管などの臓器の働きが司っています。この自律神経、自分の意志ではコントロールできなくなり、ちょっとしたストレスでもバランスが乱れてしまう可能性があります。
気温の寒暖差と共に、気圧の変動によっても、自律神経のバランスを崩したりすると、耳の奥にある内耳が敏感に感知することになり、それによって自律神経はストレス反応を引き起こし、交感神経が興奮状態になりやすくなります。その結果抑うつやめまいの悪化、心拍数の増加、血圧の上昇、慢性痛の悪化等の症状が現れます。それらは「春バテ」と称します。
「春バテ」の症状は、倦怠感や疲労感、頭痛、肩こりがポピュラーになります。そのほかにも、ストレスにより気分が落ち込むなどのメンタル面の不調も症状として目立ちます。季節の変わり目は、外気が大きく変化することや環境の変化によって体調不良を感じやすくなります。