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VOL737 小豆について

2025年3月7日

小豆(あずき)は、マメ科ササゲ属アズキ亜属に属する一年草、種子は豆の一種(広義の穀物)です。
国内では古くから親しまれ、縄文時代の遺跡ら発掘されているほか、『古事記』にもその記述がある。滋賀県の栗津湖底遺跡や登呂遺跡などから出土しており、古代から各地で栽培されていたと考えられます。『大豆』(ダイズ)という名前は中国大陸からの漢字で、一方アズキには『小豆』と漢字が当てられるが、その読みはショウズであり、アズキは大和言葉(和名)であると考えられます。
国内小豆産地といえば、北海道、丹波、備中が有名で、特に北海道の小豆生産量は、日本全体の8~9割を占めています。国内で生産されている小豆は、概ね大納言、中納言と白小豆三種類があります。
大納言は、大きく、色つやがよく、煮崩れしにくく、主な産地は北海道、京都、兵庫県の丹波が有名です。主に赤飯、甘納豆、小倉あんに使われています。
中納言は、大納言より粒が小さいが、ポリフェノールが大納言より多く含まれ、抗酸化活性が高いです。主に、つぶあん、こしあんに使います。
白小豆は、さっぱりとした品のある味わいで、抗酸化活性が殆どなくて、希少な為高価です。主に、つぶあん、こしあんに使われています。

小豆について
1、 小豆に含まれている食物繊維は、ゴボウの3倍です。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランスよく含まれています。便秘の改善、大腸がんの予防、血糖値の急上
2、 を防げること、コレステロール値を下げること、動脈硬化を予防などの健康効果が期待できます。
3、 小豆には良質な蛋白質が含まれています。
4、 小豆には、免疫系の機能を助けるエネルギー源となるグロプリンなども含まれています。
5、 小豆に含まれているビタミンBは、糖の代謝を助けるエネルギーを作り出しています。ビタミンBが不足する場合、脳や神経機能の働きに影響が出る恐れがあり、肌トラブルの増加も考えられます。
6、 小豆に含まれているポリフェノールの含量はワインを凌ぐ、強力な抗酸化作用で必要以上の活性酸素を除去します。
7、 小豆には米より多くのカルシウムが含まれています。カルシウムは骨や歯を作る以外にも、精神安定や筋肉収縮にも関わっています。
8、 小豆に含まれているカリウムは、アボカドの2倍以上と言われています。カリウムは余分な塩分や水分を排出し、むくみ予防効果があります。
9、 小豆の外皮に含まれるサポニンは、むくみ解消、便秘解消、肌荒予防などの効果が期待できます。