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vol.109 梅酒について

2022年6月28日

梅酒(うめしゅ)とは、一般的に6月収穫される青梅を蒸留酒(じょうりゅうしゅ)(焼酎、ホワイトリカー、ブランデー等)に漬け込むことで作られる混合酒類(アルコール飲料)のことを言います。

家庭に容易に作れることから、古来より民間で健康に良い酒として親しまれており、食前酒として用いられています。日本では酒税法の規定によって、酒類の製造には免許が必要であり、酒類に水以外のものを混ぜることも酒類を製造したものとみなされ、出荷すると酒税を納める必要がある、ただし、消費者が自ら消費する為に、政令に定められた条件で酒類と他の物品を混ぜる場合には適用されないという例外規定があります。

一般的な製造法としては、梅の実1キロに対して砂糖(氷砂糖)200gから1000g、ホワイトリカー1.8L程度の割合で混合して作ります。

梅酒の作り方としては、まず、梅の実についている茎は竹串で取り除き、よく洗ったのち念入りに水気を拭き取り、天日干しに時々ひっくり返し、完全に乾燥させ、雑菌の繁殖を防ぎます。梅と砂糖(氷砂糖)交互に清浄な瓶に詰め、ゆっくりと酒を注いで密栓し、冷暗所に保存します。ちなみに、梅を浮かないように砂糖が一番上にすることもあります。

梅酒の効能

① 梅酒に含まれるクエン酸は、体内でエネルギーを作り出し、疲労回復促し、ミネラルの吸収を助け、新陳代謝を促進する効果があります。
② 梅酒に含まれるビタミンB2は、皮膚や、髪、爪などの再生を促す効果があります。
③ 梅酒に含まれるビタミンB6は、免疫機能の維持に効果があります。
④ 梅酒に含まれるピクリン酸は、肝臓、胃腸の働きを良くし、便秘改善に効果があります。
⑤ 梅酒に含まれるカリウムは、ナトリウムを排出する働きがあり、摂りすぎた塩分を体外に排出し、血圧を下げる効果があります。

次回は、梅を使った調理例を紹介します。