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vol.125 新生姜について

2022年7月22日

新生姜(しんしょうが)とは、植え付けた種生姜に新しく育った部分を収穫したもので、収穫後すぐに出荷される為、水分が多く含まれ、皮が薄く、繊維も柔らかく、爽やかな風味が特徴です。日持ちがしないので、生で食べたり、甘酢漬けに加工したり、炒め物にも最適です。
生姜は熱帯アジアが原産と言われ、インドや中国では紀元前から利用されていたとされています。日本には中国から伝わり、平安時代になると食用されていた記録があります。

生姜の種類

●根生姜
一般的に生姜と言えば、根生姜のことを言います。通年で市場に出回っており、薬味や香辛料として使われ、秋に収穫して一定期間貯蔵されたものが出荷されます。

●新生姜
初夏に収穫される根生姜のことを新生姜と呼びます。収穫後は貯蔵せずにすぐに出荷される為、水分が多くてみずみずしいのが特徴です。

●葉生姜
新生姜よりも先に、根生姜を植え付けて1か月ほどで葉が伸び、葉の下に膨らみができたところを収穫したものが葉生姜と言います

新生姜の効能

1、 新生姜にジンゲロールという辛み成分が含まれ、抗酸化作用があり、アンチェイジング効果が期待できます。また、免疫力アップや、殺菌作用から胃腸の調子の改善や風邪予防効果も期待できます。
2、 新生姜にショウガオールという辛み成分が含まれ、血管を拡張させ、血行を良くする効果があるとされ、冷え性予防や生理痛の鎮痛効果が期待できます。
3、 新生姜にジンゲロンという成分が含まれ、胃液の分泌を高めて消化を促進したり、血行を良くしたり、冷え性改善したり、代謝を高まり脂肪燃焼しやすくなる効果が期待できます。
4、 新生姜に食物繊維が含まれ、整腸作用が期待され、便秘解消デトックス効果に繋がり、急激な血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑え、食べ過ぎの予防及び肥満防止の効果が期待できます。
5、 新生姜の皮にポリフェノールという栄養素が豊富に含まれ、抗酸化作用に優れ、生活習慣病の予防効果が期待できます。

新生姜食べ過ぎに注意

●新生姜を食べ過ぎると消化器官に影響が出ることがある為、胃腸の弱い人が腹痛や下痢、ガス溜まるといった症状が出る可能性があります。
●消化器官に負担をかけるほど食べ過ぎると、胸やけや胃もたれの心配があります。
●稀に、生姜が体質合わない場合、動悸、アレルギー反応を感じる場合もありますので、気を付けましょう。
新生姜の選び方
●色が白っぽく艷のある物を選びましょう
●茎の切口付近が綺麗な紅色の物を選びましょう
●茎が太すぎない物を選びましょう
●葉先の色が青々としたグリーンな物選びましょう

新生姜の保存方法

●水に浸して市冷蔵庫に保存しましょう
●ある程度刻んで冷凍保存しましょう

次回は、新生姜を使った調理例を紹介します。