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vol.137 無花果について

2022年8月8日

無花果(いちじく)とは、クワ科イチジク属の落葉高木、またはその果実のことを称し、別名南蛮柿と言います。果樹として世界中で広く栽培され、古くから食用され、小さな花が多数入った花嚢(かのう)をつけ、雌雄異株で、雄株の花嚢が果嚢(かのう)になり、これが無花果の果実と呼ばれています。

無花果は葡萄とともに紀元前から栽培されいた果物であり、原産地はアラビア南部や南西アジアと言われています。原産地に近いメソポタミアでは6000年以前から栽培されていたことが知られ、エジプトでは紀元前2700年頃から栽培果樹として取り扱われていたとされています。中国には8世紀にインド又はペルシャから伝わったとされ、日本への伝来は江戸時代の寛永年間に中国を経て渡来したという説があります。アメリカには16世紀末にスペイン移住者に持ち込まれ、明治時代に多数の品種が主としてアメリカより導入され、本格的に経済栽培するようになったのは大正時代に入ってからになります。

無花果は風味と食味を出すために樹上で完熟させる必要があり、熟果は傷みやすく、日持ちが悪く、鮮度も要求されるという特有の性質があります。日本では、果実を生食するほかに乾燥無花果として多く流通され、欧米では生食は極めて少なく、大部分は乾果として利用されています。

無花果は食材としての旬は8月から11月となり、果実がふっくらと丸みがあり、果皮に張りと弾力のがある物が商品価値が高い良品とされています。

無花果の効能

① 無花果に含まれているカリウムは、身体バランスを整え、摂りすぎた塩分を体外に排出し、健康状態を保つ役割があります。
② 無花果に含まれている食物繊維の一種であるペクチンは、水溶性食物繊維であり、便を柔らかくすることで便通を改善し、腸内環境を整えてくれる役割があります。
③ 無花果に含まれている蛋白質分解酵素フィシンは、食事の分解を促し、消化や吸収を促進する効果が期待できます。
④ 無花果に含まれている鉄分は、食欲不振の改善効果があります。
⑤ 無花果に含まれている植物性エストロゲンは、大豆イソフラボンのように卵巣ホルモンに近い働きをする植物性の物質であり、更年期障害や月経前症候群(PMS)等女性特有の症状改善効果が期待できます。
⑥ 無花果に含まれているポリフェノールの一種であるアントシアニンは、高い抗酸化作用があり、動脈硬化やろうかの原因になる活性酸素を取り除いてくれる働きがあり、アンチェイジング効果が期待できます。

無花果の選び方

●ぽってりと丸みのある物を選びましょう
●付け根の切り口付近まで色いている物を選びましょう
●表面の皮に張りがあり、しぼんでいない物を選びましょう
●傷や傷みの無い物を選びましょう

無花果の保存方法

●無花果は傷みが早い果物なので、温度の高い場所に長時間置かないようにしましょう
●乾燥を防ぐために、ビニール袋に入れ、冷蔵庫の保存しましょう
●日持ちできないので、早めに食べきりましょう
●食べきれない場合は、シロップで煮てコンポートにしたり、ジャムにすることをお勧めします。

無花果の食べ過ぎに注意

●無花果100gあたりのカロリーは300Kcalもある為、食べ過ぎるとカロリーや糖質過多になるリスクがあるので、注意しましょう
●無花果に含まれている食物繊維は、食べ過ぎる腹痛を起こし、下痢になる恐れがありますので、注意しましょう