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vol.142 ドラゴンフルーツについて

2022年8月19日

ドラゴンフルーツとは、サボテン科ヒモサボテン属のサンカクサボテン等の果実のことを称します。メキシコ又は中南米の熱帯雨林原産になります。
ドラゴンフルーツは、アボカド程度からそれ以上の大きさと形をしており、表面にサボテン科果実特有の葉のような緑色の突起物があり、果皮は光沢のある鮮やかな赤色、ピンク色の他黄色の物もあります。果肉は白色、赤色、もしくは黄色ゼリー状で、豊富な果汁を含んでおり、一面にゴマ粒のような黒い種子があります。種子は取り除かずに果肉ごとに食べられるため、キウイフルーツと似たような食感があります。ラゴンフルーツの旬の時期は、7月から11月いっぱいに店頭に並びます。
日本では一般的に味が薄いと誤解されているだが、それは日本で流通している殆ど輸入品の為、日持ちさせるために未熟果の段階で収穫され、収穫後のドラゴンフルーツは殆ど通塾して糖度が増えない果物なので、結果として味が薄いという感想を抱くことになります。東南アジアでは固定された品種できちんと樹上で完熟させる管理と施肥をすれば糖度が20度程度と甘くなるが、代わりに日持ちがしなくなる為、日本で目にする機会が殆どないです。
21世紀になって、日本においても沖縄県奄美群島や九州での農業栽培が行われ、栽培地周辺では糖度が高く、完熟に近い物も食べることができるようになりました。

ドラゴンフルーツの効能

① ドラゴンフルーツに含まれているカリウムは、100gあたり350㎎となり、体内の塩分を調節する働きがあり、摂りすぎたナトリウム(塩分)を排出してくれ、高血圧症予防、利尿作用によりむくみ軽減効果が期待できます。
② ドラゴンフルーツに含まれているマグネシウムは、骨や歯を強くする栄養素でありながら、神経の興奮を抑え、血圧維持作用があります。
③ ドラゴンフルーツに含まれている食物繊維は、不溶性食物繊維が豊富の為、腸内環境を整えてくれるので腸の動きを活発にし、便通の改善効果が期待できます。さらに、老廃物を排出することによって、肌荒れ防止に効果が発揮してくれます。
④ ドラゴンフルーツに含まれている鉄分は、貧血予防効果が期待できます。
⑤ ドラゴンフルーツに含まれているビタミンCは、抗酸化作用があり、免疫力アップに役に立ちます。さらに、ビタミンCは、シミや雀斑の原因となるメラニンを抑える効果があり、皮膚にハリや潤いを与えてくれる為、美白や美肌を目指す女性に最適な栄養素になります。
⑥ ドラゴンフルーツに含まれているビタミンB群は、疲労回復や夏バテ防止に効果が期待できます。
⑦ 赤い果肉のドラゴンフルーツに含まれているベタシアニンは、ポリエステルの一種であり、高い抗酸化作用があり、アンチェイジング効果が期待できます。

ドラゴンフルーツの選び方

●ずっしりと重い物を選びましょう
●果皮にハリがある物を選びましょう

ドラゴンフルーツの保存方法

●ドラゴンフルーツは追熟しないフルーツなので、購入したらできるだけ早く食べてください
●保存は10℃前後が理想で、乾燥しないようにビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するのがお勧め