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vol.165 秋分の日について

2022年9月22日

今日は9月23日(金)、二十四節季の第十六番の秋分(しゅうぶん)です。
「暦便覧」では、「陰陽の中分となれば也」、とされています。秋分とは春分と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のことを言い、その日を中心とした一週間が空きのお彼岸になります。秋分の時期は、暑さは減り代わりに冷気を感ずる日が増え、秋の七草が咲き揃う頃になり、次第に秋が深まっていきます。

「秋分の三候」

「初候」…9月22日~9月27日頃、雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)、夏の間に鳴り響いた雷が収まる頃、空にはもこもことした鱗雲が現れます。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉の通り、残暑も落ち着き、秋の気候へと変わっていきます。

「次候」…9月28日~10月2日頃、蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)、外で活動していた虫たちが冬ごもりの支度をしはじめる頃になり、これから約半年間も土の中で静岡に秋冬が終わるのを待ちます。そして、啓蟄(けいちつ)頃に再び姿を現します。

「末候」…10月3日~10月7日頃、水始涸(みずはじめてかるる)、田の水を落として、稲穂の刈り入れを始めることになり、収穫の秋真っただ中で、おお忙しですが、黄金に色づいた稲穂が輝き、風が靡く風景はとても美しいです。

秋分の日にはおはぎがお供えされます。春分の日にはぼたん餅がお供えされますが、この二つは同じものであり、春は牡丹を咲くので「牡丹餅」、秋には萩が咲くため「御萩(おはぎ)」と呼ばれています。