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vol.170 マコモダケについて

2022年9月30日

真菰(まこも)とは、イネ科マコモ属の多年草で、別名ハナガツミと呼ばれています。緑色の葉鞘を何枚か剥ぎ取っていくと、中から真っ白な可食部分が現れ、マコモダケと称します。
東アジアや東南アジアに分布し、日本では全国的に見られ、水辺に群生し、沼や河川、湖などに生育、成長すると大型になり、人の背くらいになることもあります。日本ではゆかりが深く、古事記や日本書記にも「マコモ」が登場するほど、食用や薬用として用いられ、親しまれていた植物になります。

マコモダケの効能

1、 真菰(マコモ)に含まれているビタミンCは、美肌効果、抗酸化作用と貧血改善等の効果が期待できます。
2、 真菰(マコモ)に含まれている食物繊維は、腸内環境を整え、便秘解消に役に立ちます。
3、 真菰(マコモ)に含まれているカリウムは、多くの酵素を活性化させる働きを持っており、筋肉のエネルギー代謝や

神経伝達、筋肉収縮を間接的に補助する働きがあります。また、カリウムは肝臓における老廃物の排出を促し、むくみ改善効果が期待できます。

マコモダケの選び方

●マコモダケは肥大した茎の部分が直径3㎝ぐらいになって、白く艶のある物を選びましょう
●膨らみすぎ、表目が青々としたものは収穫時期が過ぎってしまっている場合があります。そういったものは中に「マコモズミ」と呼ばれている黒い斑点ができている場合があります。*食べても毒ではないですが、食味や見た目が劣ります*
●切り口が新鮮な物を選びましょう
●残してある葉の部分が生き生きとしていて綺麗な黄緑色の物を選びましょう

マコモダケとの保存方法

●マコモダケを乾燥しないようにポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
●マコモダケ根元を下にして立てて保存することをお勧めします

次回は、マコモダケを使った調理例を紹介します。