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vol.173 青梗菜について

2022年10月5日

青梗菜(ちんげんさい)とは、アブラナ科アブラナ属の青菜系の野菜で、中華料理の代表的な野菜の一つになります。原産地は中国華中地方で、日本に最も広まった中国野菜の一つであり、日中国交正常化後の1972年以降に入ってきたと言われ、千葉県の柏市で先駆けて栽培されていました。ちなみに、青梗菜の生育期間が40日から50日と短いうえ、気温の変化に比較的に強く、静岡県、長野県、埼玉県などの主産地におけるハウス栽培が盛んで、一年中市場に出回るっています。

青梗菜の効能

1、 青梗菜に含まれているビタミンCは、コラーゲンの合成にかかわり、ストレスから身体を守る働きがあり、活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化の予防にも効果があります。また、皮膚のシミやシワを防ぎ、傷や炎症の治りを良くする効果が期待できます。さらに、粘膜を強くして健康に保つ効果があることから、風邪予防の効果も期待できます。
2、 青梗菜に含まれているβ‐カロテンは、体内必要に応じてビタミンAに変換され、粘膜や皮膚の健康を保つ必要なビタミンであり、粘膜のダメージを回復する効果や、免疫力アップ効果、肌荒れ予防効果も期待できます。さらに、ビタミンAに変換されなかったものは、抗酸化物質として働き、動脈硬化の予防、がん予防、アンチェイジング効果なども期待できます。
3、 青梗菜に含まれているカルシウムは、骨や歯を作るのに欠かせないミネラルであり、体内にあるカルシウムの99%は骨と歯に存在しています。また、筋肉を動かしたり、精神の興奮を抑えたり、安定させる効果が期待できます。
4、 青梗菜に含まれている鉄分は、酸素を全身に運ぶ赤血球を作る為に欠かせないミネラルになります。筋肉内に酸素を取り込む働きもあり、不足すると酸素を上手く取り込めずに筋力低下や、疲労を起こす原因にもなりかねます。但し、鉄分は体内で吸収されにくい栄養素で、ビタミンCを含む食材と一緒に摂ることで吸収率を高めることが出来ます。

青梗菜の選び方

●葉がみずみずしい物を選びましょう
●葉の緑が濃い物を選びましょう
●茎が肉厚でハリのある物を選びましょう

青梗菜の保存方法

●購入後、濡らした新聞紙やクッキングペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう

次回は、青梗菜を使った調理例を紹介します。