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vol.18 大豆について

2022年2月8日

大豆は、マメ科の一年草、完熟種子が主に搾油の原料となり、脱脂後の絞り粕(大豆粕)は飼料として利用されます。

日本には縄文時代に存在したと思われる大豆の出土例があり、『古事記』にも大豆の記録が記載されています。

原産地東アジアである大豆は、20世紀初頭まで東アジアに限られた食用の作物であったが、20世紀に入り油糧作物および飼料作物として世界に生産が広まり、20世紀後半には生産量が急拡大し、21世紀には、大豆と脱脂大豆を合わせた交易重量は長らく世界最大の交易作物である小麦と並ぶ量となりました。

大豆は、「畑の肉」と呼ばれているのは有名で、肉とほぼ同じ量の蛋白質が含まれ、脂質が少なく、肉類に含まれない食物繊維も豊富です。例えば、大豆と同じ量の蛋白質が肉から摂取すると、余分な脂質が同時に摂取しやすくなってしまう、それは大豆の蛋白質が肉の蛋白質より低カロリーである為です。

大豆の蛋白質と合わせて知って頂きたいのは、大豆の機能性成分

1、抗酸化作用を持つ大豆サポニン、コレステロール値など血中脂質の低下作用が期待できる。
2、細胞の構成に欠かさない大豆レシチン、総コレステロールを低下させる効果が期待できる。
3、善玉菌のえさとなるオリゴ糖、ビフィズス菌の増殖させる作用が期待できる。
4、女性にうれしい働きが期待される大豆イソフラボン、骨粗しょう症予防や更年期の不調を改善することが期待できる。

次回は、大豆を使った調理例を紹介します。