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vol.183 金木犀について
2022年10月20日
金木犀(きんもくせい)とは、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹で、庭園樹や街路樹として植栽に使われ、秋に橙黄色や淡黄色などの花を咲かせて、ふんわりと鼻につく甘くて優しい香りが特徴で、夏終わりを告げ、秋の訪れを感じさせる不思議な魅力があり、沈丁花(じんちょうげ)、梔子(くちなし)と合わせて、日本の三大芳香木として知られています。また、金木犀(きんもくせい)の開花時期は9月中旬頃から10月下旬になり、見ごろが短く開花してから2、3日になり、一週間ほどで散ってしまいますが、小さなお花で絨毯のようで、とても魅力的な光景が広がります。
金木犀(きんもくせい)は高貴な印象を与えるような強い香りに反して、花自体はとても可憐で小ぶりなことから「謙虚」、「陶酔」、「気高い」などの花言葉を持っています。また、「隠世」というあの世のことを指すものもあり、怖いイメージを持っている人も多く、強い香りは邪気を払うとも考えられており、神社などに植えられていることが由来かもしれない。
金木犀(きんもくせい)の活用方法
金木犀(きんもくせい)の香りは、精神安定、ストレス軽減、疲労回復の効果があり、芳香剤として知られ、入浴剤に使うこともよくあります。また、金木犀(きんもくせい)の花茶、金木犀のシロップいうのもお勧めです。
●金木犀(きんもくせい)花茶の作り方
① 摘んだ花を軽く洗い(洗わなくても大丈夫そうと言われていますが、洗うことお勧めします!)
② 茶葉と金木犀2:1割合でブレンドする
③ ティーポットを利用し、90℃前後のお湯を入れる
④ 茶葉は中国緑茶、ダージリン、烏龍茶などがお勧め
⑤ 甘みがお好みで入れることもお勧め
●金木犀(きんもくせい)シロップの作り方
① 材料…砂糖100g、白ワイン100㏄、金木犀の花50g
② 鍋に白ワイン、砂糖を入れ、煮たてる
③ 砂糖が解けたら、金木犀の花を入れて弱火で煮る(注意点としては、長く煮ると香りが飛ぶため、2分程度を目安とする)
④ 火を止めて、熱いうちに保存容器に入れ蓋をする
⑤ 粗熱が取れたら、冷蔵保存をお勧め
⑥ 冷蔵庫保存の場合10日ほどの日持ちになる
⑦ 使い切れる量で作ることをお勧め