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vol.201 慈姑について

2022年11月16日

慈姑(くわい)とは、オモダカ科オモダカ属の水生多年草であり、オモダカの栽培品種で、別名田草(たぐさ)、燕尾草(えんびそう)、クワエ等、歴史が古いことや葉の形から、地方では様々な呼び方があります。
慈姑の野生種は東南アジア原産になり、栽培品種は中国で作られ、日本では江戸時代から盛んで栽培されていました。アジアをはじめヨーロッパ、アメリカなど、世界中の温帯から熱帯に広く分布、野菜として栽培されているのは日本と中国だけです。
欧米では観賞用が主であり、にほんと中国では塊茎を食用とし、特に日本では「芽が出る」に繋がる縁起の良い食べ物と評され、煮物にしてお節料理などに食べられる習慣があります。
食材としての旬は11月から4月で、芽が綺麗な形に伸び、全体に艶がある物が市場価値の高い良品とされています。日本のものは青いので青慈姑と呼ばれ、中国のものが白く白慈姑と呼ばれています。

慈姑の効能

1、 慈姑に含まれているカリウムは、ナトリウム(塩分)の排出を促し、血圧の上昇を抑える働きがあり、高血圧症予防効果が期待できます。また、筋肉の収縮をスムーズにする働きもあります。更に、腎臓に溜まりやすい老廃物の排泄を促す働きもあると言われています。
2、 慈姑に含まれている炭水化物は、身体が活動を行う際に主なエネルギー源となる栄養素になります。特に脳にとっては、炭水化物が唯一の栄誉源となる為、ダイエットなどによる過度な摂取制限は脳のみならず体内活動に様々な影響を及ぼすので注意しましょう。
3、 慈姑に含まれているビタミンEは、脂溶性ビタミンで、強い抗酸化作用があり、体内の老化を防ぐ効能があります。また、血行を良くする効果がある為、冷え性改善や肩こり、頭痛の改善効果も期待できます。更に、ホルモンバラスを整え、血液中のLDLコレステロールの酸化を防ぐことで血液さらさらにできる効果が期待できます。
4、 慈姑に含まれている銅成分は、鉄の利用を促進し、貧血予防や改善効果が期待できます。
5、 慈姑に含まれている葉酸は、ビタミンB群の一種であり、妊娠中や妊活中の女性には特に多めに摂取を促したい栄養素になります。また、葉酸は体内でDNAや蛋白質の合成を促し、細胞の新生を進める働きがあります。更に、胎児の先天性異常の予防や、ビタミンB12と共に造血する効果があると言われています。

慈姑の選び方

●芽にハリがあって、ピンと伸びている物を選びましょう
●皮が鮮やかな色身で、艷があり、傷のない物を選びましょう
●丸く膨らんだ部分が硬い物を選びましょう

慈姑の保存方法

●水を張ったボールの中に慈姑を浸して、冷暗所に置いていくと、かなりひもちできます。
●すぐに使う場合、乾燥しないようにポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。

次回は、慈姑を使った調理例を紹介します。