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vol.35 烏龍茶について

2022年3月7日

烏龍茶(ウーロンチャ)は、中国伝統的なお茶であり、日本でもお馴染みのあるお茶の一つです。
時間をかけて茶葉を発酵させ、発酵の途中で止める半発酵茶の代表的な存在になります。烏龍茶は紅茶と緑茶の間になり、紅茶茶葉の抽出液が赤褐色、緑茶茶葉が緑色に対し、烏龍茶は黄褐色になります。

烏龍茶は大きく二つに分けられています、中国烏龍茶と台湾烏龍茶になります。中国烏龍茶は台湾のより熟成になり、熟成した茶葉を原料に用いて、しっかりと発酵させた為です。しかし、台湾烏龍茶は、茶葉がやや若いうちに収穫し、しっかりと発酵させないように、微発酵程度に止まって仕上げしています。従って、中国烏龍茶はフルーツのような強い香りが感じられるに対して、台湾烏龍茶は、花のような優雅な香りが魅力的です。発酵度の低い台湾烏龍茶は緑茶のような感覚で楽しめるに対して、中国烏龍茶は比較的濃いめで、少量ずつ楽しむことがお勧めします。

烏龍茶が普及されるのは1600年代と言われ、1600年前に中国で比較的に多く作られたのは、緑茶、黄茶、白茶、普洱茶(プーアルチャ)になっており、紅茶のような試行錯誤に生まれたものと言われています。

烏龍茶の効能

烏龍茶は、烏龍茶ポリフェノールの働きがある為、脂肪吸収を抑え、体に悪影響を及ぼす活性酸素を抑える抗酸化効果があり、活性酸素を除去するSOD(活性酵素)の働きを活発にすることができます。糖尿病、肥満症、高脂血症や高血圧等の生活習慣病予防に効果が期待できます。美肌効果、Ⅰ型、Ⅳ型アレルギーの過敏を抑えるアレルギー症状の緩和等の働きを促進する効果も期待できます。

まとめて以下の効果が期待できます

1、脂肪の吸収を抑制
2、ダイエット効果
3、動脈硬化の予防改善
4、脂質異常症の予防改善
5、アトピー性皮膚炎の改善
6、美肌効果の可能性
7、歯周病の予防、虫歯の抑制

次回は烏龍茶を使った調理例を紹介します。