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vol.53 クロワッサンについて

2022年4月1日

クロワッサンとは、バターを生地に折り込んで何層にも重ねて、三日月型に成形し、焼き上げるパンのことを言います。フランス発祥で、サクサクした食感が特徴的です。独特な食感を出すには生地の出来が非常に重要になり、生地の生成に手間がかかる為、かつては高級パンの代名詞であったが、現在では機械で成形することが可能になり、一般家庭でも親しまれるパンになりました。

クロワッサンの由来については、いろいろな説があります。一説として、マリ・アントワネットによって持ち込まれたといいます。もう一説として、17世紀のウィーンにて、トルコ軍の侵入を知らせるために、トルコの象徴である三日月をかたどったパンを作られるようになったといいます。その他、トルコ軍を撃退した記念として作られたという説もあります。

実際にフランス社会にクロワッサンを広めたのは、1838年ウィーン人の起業家アウグスト・ツァングが開いた高級ペストリーショップ(ブーランジェリービエンノワーズ)だと言われています。日本で販売されている甘いクロワッサンは、フランスでは伝統的には見られないアレンジになります。

各国の名称

フランス語…クロワッサン(三日月を意味する)
中国語…牛角面包(牛の角を意味する)
スイスのドイツ語使用地域…ギップェル(頂上を意味する)
イタリア…コルネット(小さい角を意味する)