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vol.66 蓮の実について

2022年4月20日

↑ 生蓮の実

↑ 乾燥蓮の実(芯を抜いたもの)

蓮の実(はすのみ)とは、蓮属の植物、特に蓮の種子のことを称し、わかりやすく言うと蓮根(れんこん)の花の実のことを言います。

蓮は水生植物で、沼や水田で栽培され、地中の地下茎から茎を伸ばし、水面に葉を出します。蓮は夏の早朝に紅色や白色等の大きな花を咲かせ、昼過ぎになれば、閉じってしまいます。花の開閉を3回ほど繰り返し、4回目開いた際閉じることなく散っていきます。葉、茎、花には空気を運ぶための通気孔があり、全ての部分が縦に貫通していることが特徴になります。地下の茎は野菜の一種であるれんこんとして親しまれています。

秋になると花托大きなハチの巣のような形になり、上にたくさんの穴があり、中には入っている種子が蓮の実になります。

日本では精進料理しか使われず、あまり馴染みのないものになります。しかし、東南アジアや中国、台湾では薬膳お粥や、かき氷、スイーツ等によく使われ、親しみのある食材の一つになります。
蓮の実である種子は千年以上も発芽力が消失しないようで、強い生命力を持ちと言われています。また、蓮の実は漢方食材の一つでもあり、精神安定させる効果があり、ストレス軽減にも効果が期待できます。

蓮の実の栄養素が豊富に含まれ、100gあたりエネルギー332kcal、脂質1.4g、ナトリウム6㎎、カリウム1300g、炭水化物63g、食物繊維11.4g、蛋白質19g、カルシウム120㎎、鉄分2.6㎎、マグネシウム200㎎、ビタミンB60.5㎎等になっています。

蓮の実の健康効果

① むくみの予防改善
② 腸内環境を整える
③ 高血圧の予防
④ 疲労回復
⑤ 婦人病の予防改善

次回は、蓮の実を使った調理例を紹介します。