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vol.69 胡桃について

2022年4月26日

胡桃(くるみ)は、クルミ科クルミ属の落葉高木の総称であり、またその核果の種(仁)を加工した食用のナッツのことを言います。原産地はヨーロッパ南西部からアジア西部とされ、北半球の温帯地域に広く分布されています。日本に自生している胡桃(くるみ)の大半は鬼ぐるみといい、核はゴツゴツとして非常に硬く、種子を取り出すのは非常に難しいことから、その名がつけられたという説があります。世界の収穫量からみると、アメリカと中国が最も多く、日本では長野県東御市がクルミの収穫量日本一になっています。

胡桃(くるみ)は、古くから食用され、日本では縄文時代から種実の出土事例があり、鬼ぐるみを中心に食材として利用されていました。また、胡桃(くるみ)の実から採れる油は食用に利用され、乾性油であるため木工製品の仕上げに使われています。アメリカでは子孫繁栄の意味を込め、結婚式にクルミの実をまく習慣があります。

胡桃(くるみ)の栄養

クルミはナッツ類でオメガ3脂肪酸を最も多く含まれ、ポリフェノールやメラトニン等の抗酸値がナッツ類で最も高いと言われています。その他、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、マグネシウム、銅、亜鉛などのビタミンやミネラル類をはじめ、食物繊維も豊富に含まれています。さらに、クルミは、コレステロールゼロ、低糖質で、かつグルテンフリーで、ダイエットにも効果期待でき、バランスよく栄養素を補給するのに、適した食材の一つになります。
クルミは、健康にいい成分がたくさん含まれ、手軽に補給できるスーパーフードで、毎日約10粒のクルミの実を食べる習慣をお勧めします。特に、食事前に食べると、クルミに含まれる不溶性食物繊維が胃の中で膨らむ、満腹感を得られ、ダイエット効果が期待できます。

次回は、クルミを使った調理例を紹介します。