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vol.77 白木耳について

2022年5月13日

白木耳(しろきくらげ)とは、シロクラゲ科シロキクラゲ属のキノコのことを言います。主に日本や中国、台湾、香港、シンガポール等で食用されています。中国や台湾、香港等では『銀耳』と呼ばれ、デザートに用いられ、不老長寿の薬として珍重されています。

白木耳の効能

① 白木耳にはビタミンB2が豊富に含まれ、皮膚や粘膜の健康維持かつ修復効果が期待できます。ちなみに、ビタミンで、糖質、蛋白質、脂質をエネルギーに変換し、代謝を司る役割を担っています。特に、口内炎、口角炎をはじめとする粘膜の炎症を抑える効果があります。

② 白木耳には含まれるビタミンD の量は、黒木耳のおよそ7倍になっていると言われています。骨の形成に重要な栄養素として、骨粗鬆症の予防効果が期待できます。また、ビタミンD は精神を安定させる効果もあります。

③ 白木耳には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が両方含まれています。

●水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維であり、消化されるときに腸内をゆっくり移動する為、糖質の吸収を緩やかになり、血糖値の上昇を抑える効果があり、また腸内環境を整える効果もあり、生活習慣病の予防に効果が期待できます。

●不溶性食物繊維は、水に溶けにくい為、食べると水分を吸収して膨らむ性質があり、腸を動かすことで便秘改善を促します。

④ 白木耳に含まれているシロキクラゲ多糖体は、別名植物性コラーゲンと呼ばれ、ヒアルロン酸以上の保湿効果があり、肌を潤す効果があり、美容効果が期待できます。

*皮膚や粘膜の乾燥を潤す、ドライスキン、ドライマウス、空咳、免疫力低下などの症状や、呼吸器系が弱い、鼻やのどからの風邪をひきやすい人にお勧めの食材です。

白木耳の注意点

1、 白木耳の食べ過ぎに注意しましょう。なぜなら、白木耳には豊富に食物繊維が含まれている為、摂りすぎるとお腹が緩くなってしまい、ほかの栄養素の吸収を妨げになる場合があります。
2、 白木耳には硝酸塩が含まれている為、戻した後に長時間放置すると、人体に有害な亜硝酸塩に変化します。できるだけ早めに使い切ることをお勧めします。

次回は、白木耳を使った調理例を紹介します。