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vol.81 山査子について

2022年5月19日

山査子(さんざし)とは、バラ科サンザシ属の落葉低木、別名サモモとも呼ばれています。中国南部の原産で、日本には1734年(江戸時代)に中国から薬用樹木として小石川御薬園に持ち込まれ、その後は庭木や盆栽として栽培されています。
山査子(さんざし)は古くから生薬として扱われ、健康や美容に効果があると知られ、強い酸味が特徴です。

山査子の効能

① 山査子にはポリフェノール(カテキン)が豊富に含まれ、赤ワインの約5倍になり、ブルーベリーの約40倍とも言われています。抗酸化作用が強く、コレステロールを下げる効果があり、血圧の上昇を抑える効果が期待できます。
② 山査子にはビタミンCが豊富に含まれ、リンゴの約20倍と言われています。疲労回復や免疫力向上に効果が期待できます。
③ 山査子に含まれているビタミンB2は、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあり、内側から美容を支えるのに効果的な成分になり、美容効果が期待できます。
④ 山査子に含まれるミネラル成分は、酵素などとして働き、生命維持に関わる機能を担い、身体のバランスを整える効果が期待できます。
⑤ 山査子にはカロテンという成分も含まれています。カロテンは強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去するのに役に立ちます。

次回は、山査子を使った調理例を紹介します。