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VOL251 春にお勧めの薬膳食材になる野菜

2023年2月8日

薬膳とは、季節によって、食べる人の体調に合わせ、食材や生薬、または漢方薬の原料になるものを組み合わせた料理のことを言います。薬膳を食べることによって、体質改善を図り、身体のバランスを整え、普段の食事から薬膳を取り入れることによって、健康を目指します。

古くから食べることで体質を改善できるという考えに基づき、食事が作られてきましたが。現代社会、様々なことを理由に、食事本来の意味が忘れがちになりました。改めて、食事本来の意義を思い出し、ただ食事をするではなく、普段の食事から、それぞれの食材の栄養や、組み合わせについて考える必要があります。

薬膳では、生薬や中薬、漢方薬の原料を食材として使用しているイメージが強く、実に乾物食材、野菜、果物、魚、肉などいろいろな食を組み合わせることが最も大事になります。それぞれの食材は、どれも身体に必要な栄養素が含まれている為、バランスを考えながら摂取することによって、健康な食事を実現しましょう。

例えば、腸内環境を整える為に、牛蒡(ごぼう)がお勧めします。血行を促進し、貧血の改善にもってこいの食材はほうれん草です。

野菜と言えば

春野菜とは、春に収穫できる、栄養たっぷりと蓄えた生命力溢れる野菜のことを称します。

寒い冬も終わり春が訪れると、春しか食べられないフキや蕗の薹、菜の花、タラの芽はほんのりとした苦みが特徴であり、これらの野菜には害虫から身を守る為、「植物性アルカロイド」という成分が含まれており、苦みと特徴的な香りの元とされています。また、「植物性アルカロイド」には腎臓の働きを高め、老廃物の排出を促す作用もあり、デトックス効果が期待できます。

春に旬を迎える食材といえば、蕗の薹、菜の花、タラの芽、筍(たけのこ)、エンドウ豆、ウド、春キャベツ、新玉ねぎ、新じゃがいも、アーティチョーク、アスパラガス、アグレッティ、蕨、コゴミ、山椒、筍、ウルイなどあります。旬の食材を美味しくいただき、身体を元気にしましょう!