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VOL287 マテ貝について

2023年4月3日

マテ貝とは、二枚貝網マテガイ科の一種であり、鞘(さや)に収めた馬手差(刺刀)に近い形状からこの名が付けられていたというのです。

マテ貝は、細長い形で、殻が薄く、成貝になれば10㎝程度になります。砂を掘り、数十センチから1メートル程度の深さに住み、プランクトンなどを食料とします。日本列島、朝鮮半島、台湾、中国大陸沿岸に分布し、生息しています。日本では、北海道南部穏やかな内海の砂浜によく見られ、特に西日本で多く食用されています。かつてはないワンがある各地で身近に獲れた貝の一つだったが、近年その数は激減し、漁獲対象としているところも限られてしまいました。主な産地として熊本県や愛知県、三重県、山口県などになっています。

マテ貝は産地によって取れる時期が違いますが、通年市場には出荷されています。多く出回るのは春と秋になります。

 

マテ貝の効能

1 マテ貝に含まれているタウリンは、高血圧の予防効果と肝機能を高める効果が期待できます。

2 マテ貝に含まれるベタインは、動脈硬化、肝硬変、糖尿病などを予防する働きがあるとされています。

3 マテ貝に含まれる亜鉛は、新陳代謝を活発させる働きを持ち、肌のターンオーバーをサポートし、古い細胞から新しい細胞に生まれ変わる為、シミやそばかすなどを防ぐ効果が期待できます。

マテ貝の選び方

●足や水管を触って、活きていることを確認する

●丸っこい物を選びましょう

●手に持って重みを感じる物を選びましょう

◎砂抜きが必要◎

・海水に数時間浸けてそっとしておき、砂抜きができる

・3%の塩水で砂抜きができる