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VOL288 バカ貝について

2023年4月4日

バカ貝とは、異歯亜網バカガイ上科、バカガイ科バカガイ属に分類される二枚貝の一種であり、東南アジアから東アジア南部にかけての浅海に分布し、ミナト貝、シオフキ貝とも呼ばれています。関東ではアサリやハマグリなどと並んで食用として馴染み深い貝になっています。ちなみに、食用加工品となった状態の軟体部分全体を「青柳(あおやぎ)」と称します。青柳としては、通年市場に流通していますが、沢山獲れる時期はハマグリやアサリと同じく春先から春にかけての時期になります。

 バカ貝の大きさは8㎝程度で、殻が薄くてもろい、殻の外側は黄褐色の殻皮を被り、肉色を帯びた灰白色で、後端部は淡紫色をし、縦に薄く縞が入っているものが多く、ハマグリほどの艶がないです。

 

バカの効能

1 バカ貝に含まれているアミノ酸は、100gあたり9700㎎になり、ハマグリが5100㎎に対し、倍近く多いことになります。

2 バカ貝に含まれるグルタミン酸は、100gあたり、1400㎎になり、旨味成分として知られています。

3 バカ貝に含まれているビタミンB12は、DNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞の増殖を助ける働きがあるほか、神経を正常に機能させる働きもあるとされています。

4 バカ貝に含まれているグリコーゲンは、肝臓の働きを助け、がん予防効果が期待できます。

5 バカ貝にタウリンが豊富に含まれており、血液中のコレステロールを下げる効果があるとされています。

バカの選び方

●活きている物を選びましょう

●大きめの物を選びましょう

●手に持って、重みのある物を選びましょう

●北海道産の場合は色が黄色い物を選びましょう

●関東辺りが産地の場合、赤みが強い物を選びましょう

◎砂抜きが必要◎

・海水に数時間浸けてそっとしておき、砂抜きができる

・3%の塩水で砂抜きができる