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VOL297 新じゃがいもについて

2023年4月17日

 新じゃがいもとは、春から夏にかけて収穫されるじゃがいものことを称します。「メークイン」や「男爵」といったじゃがいもの品種名ではなく、春野菜「新じゃが」として知られています。みずみずしく、柔らかい食感で、皮も薄く、皮ごと美味しく食べられるのは特徴です。

じゃがいもの効能

1、 新じゃがいもに含まれているビタミンCは、細胞を構成するコラーゲンの生成に欠かせない成分になり、白血球を強化し、血管や筋肉、骨を丈夫にする働きがあります。また、抗酸化作用も兼ね備えている為、免疫力向上効果も期待できます。さらに、新じゃがいもに含まれているビタミンCは、葉物野菜や柑橘類ビタミンCと比べると、熱に強いのは特徴です。

2、 新じゃがいもに含まれているビタミンB1は、ご飯やパンなどに含まれている糖質をおエネルギーに変化する際に必要な栄養素になります。ビタミンB1不足すると、糖の代謝に支障が生じ、疲れやすく、怠いといった症状に陥る恐れがあります。また、糖質を栄養源として使っている脳や神経機能の乱れる恐れがあり、精神が不安定になってイライラし、集中力を維持することができなくなる恐れがあります。

3、 新じゃがいもに含まれているナイアシンは、水溶性ビタミンで、ビタミンB群の仲間であり、ビタミンB3とも呼ばれています。糖質、脂質、蛋白質をエネルギーに変換するように働きかけることで、鼻や喉の粘膜、全身の皮膚を強化し、細菌やウイルスが体内に侵入することを防ぐ効果が期待できます。

4、 新じゃがいもは、皮ごと食べられる特徴があり、皮の近くに特に栄養価が高く、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が豊富に含まれています。近年注文を集めている成分であり、強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロール値を下げ、動脈硬化を防ぐ効果や糖尿病予防効果、肥満の予防効果が期待できます。

じゃがいもの選び方

●全体ふっくらと丸い物を選びましょう

●ずっしりと重みを感じる物を選びましょう

●大きさは中玉くらいで、しっかりと固さのある物を選びましょう

●表面に傷やしわがなく、なめらかな物を選びましょう

●ぼろぼろと皮が剥がれやすい物は、新鮮な証

◎皮が緑色の物を避けましょう

 じゃがいもの芽や緑がかかった皮には「ソラニン」や「チャコニン」という天然の毒素が多く含まれており、食べてしまうと下痢や嘔吐、腹痛といった食中毒を起こす恐れがある為、避けましょう

じゃがいもの保存方法

●新じゃがいもは普通のじゃがいもよりも痛みやすく、買ってきたらなる早めに美味しく頂くことをお薦めする

●ついていた土や汚れ等を拭き取り、キッチンペーパーや新聞紙で包み、通気性の良いところに、直射日光を避けて、保存しましょう

保存時の注意ポイント

◎新じゃがいもは、湿気に弱い野菜の為、土がついていると湿気を呼び込むため、しっかりと拭き取って、キッチンペーパーや新聞紙などで包み、保存しましょう

◎直射日光が当たると、皮色が緑色になり、芽が出たりします。緑の部分や芽には毒素が含まれている為、必ず直射日光を当たらない場所に保存するようにしましょう