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VOL309 夏にお勧めの薬膳食材になる野菜

2023年5月10日

 薬膳は、季節によって、食べる人の体調に合わせ、食材や生薬、または漢方薬の原料になるものを組み合わせた料理になります。薬膳を食べることによって、体質改善を図り、身体のバランスを整え、普段の食事から薬膳を取り入れることによって、健康を目指します。古くから食べることで体質を改善できるという考えに基づき、食事が作られてきましたが。現代社会、様々なことを理由に、食事本来の意味が忘れがちになりました。改めて、食事本来の意義を思い出し、ただ食事をするではなく、普段の食事から、それぞれの食材の栄養や、組み合わせについて考える必要があります。

薬膳では、生薬や中薬、漢方薬の原料を食材として使用しているイメージが強く、実に乾物食材、野菜、果物、魚、肉などいろいろな食を組み合わせることが最も大事になります。それぞれの食材は、どれも身体に必要な栄養素が含まれている為、バランスを考えながら摂取することによって、健康な食事を実現しましょう。

夏野菜とは、熱に成熟する野菜のことを称します。夏野菜は基本的に水分やカリウムを豊富に含まれ、夏バテや熱中症の予防、利尿作用による浮腫みの解消効果が期待できます。また、夏野菜にビタミンも豊富で、紫外線から肌を守ったり、胃腸を整えたりする作用も期待できます。

夏の野菜と言えば

🟢葉茎菜類

キャベツ、ニラ、レタス、空芯菜、おかひじき、つるむらさき、大葉、アスパラガス、つる菜、ふだん草、ルバーブ、芋茎

🟠根菜類

じゃがいも、山芋、にんにく、生姜(しょうがい)、らっきょう

🔵果菜類

トマト、胡瓜(きゅうり玉蜀黍(とうもろこし)、茄子(なす)、ピーマン、ゴーヤー、ズッキーニ、さやいんげん、枝豆(えだまめ)、パプリカ、南瓜(かぼちゃ)、ししとう

🔴珍しい夏野菜

アーティチョーク、ビーツ、ルバーブ、バターナッツカボチャ、コールラビ、黄金蕪(こがねかぶ)