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VOL320  白瓜について

2023年5月25日

白瓜(しろうり)とは、うり科の蔓性植物になる果実の総称であり、真桑瓜(まくわうり)の変種とも言われています。白瓜は薄緑色、熟すと表面が白くなる為、白瓜と呼ばれるようになったようです。

白瓜は薄緑から白っぽい果肉は胡瓜(きゅうり)ほど水分がなく、シャキシャキした食感になり、熟しても真桑瓜(まくわうり)のように甘くはならず、香りは胡瓜ほど強くなくて、主に漬物にされることが多く、炒め物や和物としても美味しく食べられます。

白瓜は露路栽培においては、初夏から夏にかけて収穫され、ハウス栽培の場合早いものだと2月下旬から収穫が始まり3月には店頭に並び、食べ頃の旬はやはり5月から8月中旬頃になります。

白瓜の効能

1、 白瓜に含まれているビタミンKは、血液凝固させる為必要な栄養素になります。血液凝固成分により出血しても自然に止血することができ、ビタミンKが欠乏する時、出血が止まりにくくなります。また、ビタミンKは、骨のカルシウム形成に重要な役割を果たしています。

2、 白瓜に含まれている葉酸は、ビタミンB12と共に全身に酸素を運ぶ赤血球を作り、鉄分十分に摂っていても葉酸とビタミンB12が不足すると貧血になる恐れがあります。また、葉酸は皮膚や粘膜を強くする働きがある為、感染症予防効果も期待できます。さらに、葉酸とビタミンB12の組み合わせが、動脈硬化の予防効果も期待できます。

3、 白瓜に含まれているビタミンCは、コラーゲンの合成促進や活性酸素の除去などの生理作用に役に立ちます。また、ビタミンCは抗酸化作用が強く、体内の酸化を防ぎ、動脈硬化を予防する効果が期待できます。さらに、血圧上昇の抑制や、免疫力アップに効果が期待できます。

4、 白瓜に含まれているカリウムは、細胞内に分布し、細胞外液に多く分布しているナトリウムと協力し、心臓の拍動や神経伝達をスムーズに調整、水分量も調整します。また、カリウムはナトリウムの排出を促し、血圧を正常に保つことに役に立ちます。

5、 白瓜に含まれているモリブデンは、プリン体が尿酸に分解するのを助け、それを尿に排泄する働きをします。また、糖質や脂質の代謝を進め、エネルギーになるのを助ける役割も果たします。さらに、体内に溜まった亜硫酸毒素を分解するため、虫歯の予防効果も期待できます。

白瓜の選び方

○皮が滑らかで艶があり、色がみずみずしい薄緑色の物を選びましょう

⭕️熟しすぎて白くなっている部分がある物は避けましょう

○手に持った時に、しっかりと重みを感じる物を選びましょう

○大きさは大き過ぎず、小さ過ぎず、平均的なものを選びましょう

⭕️大きくなりすぎている物は熟し過ぎて、中に空洞になっている恐れがある為、避けましょう

白瓜の保存方法

○なるべく早く使い切るようにしましょう

○購入後、乾燥しないように新聞紙などに包み、ビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう

○半分に切ったものは、種の部分を取り除いてから、ラップで包み、冷蔵保存しましょう