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VOL335 パプリカについて

2023年6月15日

 パプリカとはナス科トウガラシ属の多年草であり、トウガラシの栽培品種の一つになります。パプリカはししとうや唐辛子の仲間になり、ピーマンやシシトウのような独特の苦味も、唐辛子のような辛味も少ないため、サラダやソテーなどジャンル問わず色々なメニューに活用できる嬉しい食材の一つになります。
 近年韓国や、オランダ、ニュージランドから輸入されることが多く、国内の生産量も徐々に増加し、宮城県や茨城県、熊本県、山形県、長野県などで生産されています。輸入品が多いため季節を問わず一年を通じて手に取ることができますが、本来パプリカの旬は6月から9月にかけて、夏の時期とされています。旬の時期のパプリカはみずみずしく、肉厚な物が多く、ジューシーな甘みが特徴です。

パプリカの効能

パプリカは色素によって栄養素が異なる

1、 赤パプリカは、カプサインと呼ばれている赤い色素が豊富に含まれています。高い抗酸化作用があるとされ、身体の中の不要なコレステロールを取り除く働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防効果が期待できます。
2、 黄色パプリカは、ビタミンCが多く含まれ、抗酸化作用により身体を老化や酸化から守ってくれる働きがあります。また、コラーゲンの合成にも関わり、動脈硬化の予防効果が期待できます。
3、 オレンジ色パプリカは、β-カロテンは含まれ、抗酸化作用により、老化を防ぎ、生活習慣病の予防効果が期待できます。また、ビタミンCは、美白効果があり、免疫力向上の効果もあり、風邪予防や疲労回復効果も期待できます。さらに、ビタミンEは、若返りのビタミンと呼ばれ、エイジングケア効果があると言われています。

パプリカの選び方
●色が均一で濃く、艶がある物を選びましょう
●軸の切り口が新しく、茶色く変色したり、乾かびたりしていない物を選びましょう
●持った時に、重みがある物を選びましょう
●指で腹を挾んだ時にしっかりと弾力がある物が肉厚の証、選びましょう

⭕️軸の切り口と合わせて、表面に張りと艶があり、柔らかたり、シワっぽくなっているものは避けましょう

パプリカの保存方法
●まるごとの場合、乾燥しないようにポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
●カットした物の場合、さっと流水ですすいでから、よく水気を切ってポリ袋やタッパーに入れて、冷蔵庫に保存しましょう