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VOL349 じゅうろくささげについて

2023年7月5日

じゅうろくささげとは、マメ目マメ科ササゲ属、ササゲ種、ジュウロクササゲ一亜種になります。アフリカ原産とされ、日本では江戸時代には概に食用として広く栽培されて、主に若い莢(さや)を食用します。地域によっては「長ささげ」、「十八ささげ」、「十八豆」、「三尺ささげ」、「ふろう豆」、「ほろ豆」などと呼ばれています。
東南アジアの各地では比較的にポピュラーな野菜ですが、現在の日本ではあまり人気がなくて、さやインゲンの方が一般的になっています。ちなみに、愛知県と岐阜県を中心とした地域で作られ、愛知県では「あいちの伝統野菜」と称され、岐阜県では「飛騨・美濃伝統野菜」として認定されています。
じゅうろくささげは6月下旬から9月下旬ぐらいにかけて収穫され、旬は夏と言えるだろう。

しゅうろくささげの効能
1 じゅうろくささげに含まれているβ-カロテンは、インゲンの2倍になり、レタスのおよそ6倍とされ、抗発がん作用や免疫賦活作用で知られています。また、体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持にも効果が期待できます。
2 じゅうろくささげに含まれている食物繊維は、主に不溶性の食物繊維が多く、お通じが良くなると共に、身体にとって有害な物質を吸着し便と一緒に排出働きなどもあります。
3 じゅうろくささげに含まれているビタミンKは、血液を凝固させ、カルシウムの吸収を促し、骨を丈夫してくれる効果が期待できます。
4 じゅうろくささげに含まれているビタミンCは、骨や腱などの結合蛋白質であるコラーゲンの生成に必須な栄養素で、皮膚や粘膜を健やかな状態に保ちます。また、ストレスへの抵抗力を高め、抗酸化作用による動脈硬化や心疾患の予防も期待できます。
5 じゅうろくささげに含まれている葉酸は、ビタミンB12と協力し血液を作る働きがあり、赤血球の細胞形成を助け胎児の正常発育に役に立ちます。また、成人の脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患を防ぐ効果もあります。

しゅうろくささげの選び方
●鮮やかなさ緑色、艶の物を選びましょう
●全体あまり太くない物を選びましょう
●ぐったりながらずシャキッとしている物を選びしましょう

⭕️若く細いものが柔らかく美味しい

しゅうろくささげの保存方法
●乾燥しやすい為、ポリ袋にいれ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
●大量にある場合、さっと塩茹でしてから、使いやす長さに切り、冷凍保存

じゅうろくささげの下処理
●じゅうろくささげは、水で洗い
●鍋に少量の塩を加え、お湯でさっと茹でる(火通し過ぎに注意)
●炒める場合、下茹でする必要はない